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写真: Wikimedia Commons(パブリックドメイン / public domain)

1840–1901 · アメリカ
ヘイゼン・ピングリー / Hazen S. Pingree
デトロイト市長/「ポテト・パッチ」の発案者
不況の応急策が、行政による都市農業のさきがけになった。
ヘイゼン・ピングリーは靴製造業で成功し、1890年にデトロイト市長となった改革派の政治家である。1893年の金融恐慌でデトロイトの失業率は40%を超え、市内には飢えと不穏が広がった。
1894年、ピングリーは市域の空き地約430エーカーを耕作に開放し、失業世帯にジャガイモなどを育てさせた。初年度は約945世帯が参加し、約1万4千ドル相当の食料を収穫。『ピングリーのポテト・パッチ』と呼ばれたこの試みは各地の都市に広がり、のちの第一次・第二次大戦の勝利農園の発想にもつながった。
土地を持たない市民に、行政が一時的に土地を割り当てて食料を育てさせる——この『暫定利用(meanwhile use)』とマッチングの発想は、現代の都市農業政策にも通じている。
主な功績
- 行政が空き地を市民に開放する都市農業モデルの先駆(1894年)
- 失業対策・食料支援としての都市農の有効性を実証