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トラップ捕獲と目視調査に基づくユタ州農業景観における褐色大理石カメムシ(Halyomorpha halys)の行動

Behavior of the Brown Marmorated Stink Bug, Halyomorpha halys (Stål) (Hemiptera: Pentatomidae), in the Utah Agricultural Landscape Based on Trap Captures and Visual Sampling Studies

Zachary R. Schumm, Diane G. Alston, Lori R. Spears

Proceedings of the Entomological Society of Washington

Urban Farm DB の要約

米国ユタ州の農業景観を対象に、侵入害虫である褐色大理石カメムシ(BMSB, Halyomorpha halys)の行動を、ピラミッド型トラップ・粘着パネルトラップによる捕獲と植物への目視調査により調査した研究。ユタ州で2012年に初めて発見され、2017年に初めて作物被害が報告されたBMSBについて、標高1,200m超の高地農業地帯・乾燥気候・郊外開発に囲まれた小規模生産圃場という同州特有の条件が誘引パターンやモニタリング手法の有効性に影響を与えるとの仮説のもと、モモ・リンゴ・セイヨウナシ・タルトチェリー・多様な野菜を栽培する果樹園・コミュニティガーデン9か所(各2.5ha未満)で、圃場外周・境界・境界内側・中心部の4地点、早期・中期・後期の3時期にわたり調査を実施した。結果、米国の他地域や他作物条件で見られるような圃場境界への選好性は支持されなかった。ピラミッドトラップは生育期を通じて粘着パネルトラップより有意に多くのBMSBを捕獲し、生育中期・後期には目視調査よりも有意に多く捕獲した。ピラミッドトラップと粘着パネルトラップの捕獲数の間の相関は2018年・2019年とも弱かった。研究は、個体数が比較的少なく圃場面積が2.5ha未満というユタ州の農業景観では、ピラミッドトラップ(特にフェロモン誘引トラップ付近での目視調査との併用)が最適であり、他地域と比べ境界重視の防除戦略の有効性は低い可能性があると結論づけている。