データベース収録論文2023·Cuba
食料システムの転換:キューバの地域農業イノベーションをジェンダーの視点から見る
Transforming food systems: a gendered perspective on local agricultural innovation in Cuba
Bárbara Benítez Fernández, Erin Nelson, Anaisa Crespo Morales, Rodobaldo Ortiz Pérez, Rosa Acosta Roca, Regla María Cárdenas Travieso
Frontiers in Sociology
Urban Farm DB の要約
キューバの地域農業開発イノベーション強化プロジェクト(PIAL)における20年間のジェンダー平等の取り組みを記述した2023年の事例研究。キューバは女性の権利とジェンダー平等で他国に比べ大きく前進したとされる一方、農村部と農業部門では女性が対等な参加と労働の価値の承認において依然として障壁に直面していると著者は述べる。PIALは2001年にトウモロコシやマメの遺伝的多様性を高める参加型植物育種(PPB)として始まり、その後に女性の参加拡大へと目標を広げた。当初は育種活動への women の参加が中心で、女性は粒の食感・調理の速さ・味といった自分たちが重視する形質を選抜基準に持ち込めるようになり、やがて種子バンクの管理、リーダーシップ研修、小規模な農業起業へと活動を広げた。成果として、生計の多様化による経済的改善と、世帯・地域での指導的役割の獲得という社会的変化が報告されている。単一プロジェクトの記述的事例であり、対照群による効果測定は行われていない。