アーバンファームDB
論文・レポート一覧
データベース収録論文2006·United States (Florida)

サンヘンプは米国南東部における野菜作物の窒素肥料必要量を削減できるか

Can Sunn Hemp Decrease Nitrogen Fertilizer Requirements of Vegetable Crops in the Southeastern United States?

Laura Avila, Johannes Scholberg, Nancy E. Roe, C. M. Cherr

HortScience

Urban Farm DB の要約

米国フロリダ州南東部のCSA(地域支援型農業)野菜経営において、2003年から2005年にかけて夏作にサンヘンプ(Crotalaria juncea、以下SH)を試験した研究。作付体系は、夏季のSHまたは慣行の休閑、冬・春のトマトとピーマン、そしてスイートコーンから構成された。トマト・ピーマンへの施肥量は2003年が0、67、133、200kg N/ha、2004・2005年が0、100、200kg N/haであった。スイートコーンへの施肥量は2003年が133または200kg N/ha、2004・2005年が100kg N/haであった。SHの平均バイオマスは3.7 Mg/haであった。2003年には、SH区で追加窒素なしのトマト収量は、200kg N/haを施用した休閑区とほぼ同等であった。3年目までにはSH区のトマトとピーマンの収量はそれぞれ25%、26%高くなった。200kg N/haを施用した慣行ピーマンの収量は、100kg N/haとカバークロップ処理を施した区に比べわずか8%高いに留まった。スイートコーンの収量は全体として低かったが、先行するトマト・ピーマン作に高い窒素施肥量を与えた場合には増加した。2003年には、SH後の秋作野菜の跡地に200kg N/haを施用したスイートコーンは、休閑区と比べ市場出荷可能収量が17%高かった。2004年と2005年には、SH区で無施肥のトマト体系内のスイートコーンは、類似の慣行体系と比べ29%高い収量を示した。結果は、この輪作体系において秋作野菜とスイートコーンの両方が残存窒素肥料の恩恵を受けることを示しており、SHの無機化はすぐ後作の作物だけでなく、年内の後の時期にもその効果が見られる可能性がある。