コミュニティガーデンを拠点とした栄養介入における親子ペアからの生体試料収集——プロトコルと実施可能性(米国)
Collection of biospecimens from parent-child dyads in a community garden-based nutrition intervention: protocol and feasibility
Amrik Singh Khalsa, Jonathan Burton, Michael T. Bailey, Jiangjiang Zhu, Kelly J. Kelleher, Ross Maltz, Brett R. Loman, Colleen Spees
BMC Nutrition
Urban Farm DB の要約
食事とヒトの生理学的過程の変化——慢性疾患の帰結に関わる——との関係を理解する上で、便・尿・毛髪といった非侵襲的な生体試料は重要である。しかし研究拠点から離れた場所で行われる研究では、試料収集が難しくなりうる。本稿は、夏季のコミュニティガーデンを拠点とした介入の一環として、遠隔地で親子から便・尿・毛髪試料を収集するプロトコルと実施可能性を記述する。試料収集は「サマー・ハーベスト・アドベンチャー(SHA)」研究の一部として行われた。これは低所得地域に暮らす8〜11歳の子どもとその親を対象とした無作為化比較介入研究で、マイクロバイオーム、代謝物、毛髪分析の評価のため、介入群・対照群双方の親子からベースラインと介入後に試料を採取し、分析を行う学術研究室から離れた場所で実施した。SHA研究全体の参加者146人(親子73組)が生体試料提供の対象となった。同意した参加者は毛髪126人、便115人、尿127人だった。同意者のうち、少なくとも1回毛髪を提供したのは子ども44人(69.8%)・親38人(60.3%)、便を提供したのは子ども27人(48.2%)・親37人(62.7%)、尿を提供したのは子ども36人(57.1%)・親42人(65.6%)だった。遠隔地での試料採取・輸送・研究拠点での取り扱いは成功し、収集された生体試料はすべて分析に十分な質と判断された。便試料の一部で得られたDNA・代謝物の収量は、予測どおり種と代謝物の豊富さの点で良好な結果を示した。尿・毛髪の分析は進行中とされる。結論として、本研究は親子双方から便・尿・毛髪の生体試料を収集する実施可能性を記述した最初期の取り組みの一つとされる。