レジリエントな都市のためのコミュニティガーデン運営:COVID-19下の東京郊外の事例研究
Community garden management for resilient cities: A case study in suburban Tokyo during the COVID-19 pandemic
Shimpo N.
Landscape and Urban Planning, 251:105148
Urban Farm DB の要約
東京郊外(日野市せせらぎ農園)のコミュニティガーデンを対象に、COVID-19パンデミック下での運営とレジリエンスを分析。利用者が議論を通じて迅速にルールを定め活動を継続することで、食料確保・心身の健康・生きがい・社会的つながりが維持され、地域のレジリエンスに寄与したことを示す。
主なポイント
- 1東京郊外のコミュニティガーデンの利用者は、COVID-19危機を乗り越えるため、議論を通じて迅速にルールを積極的に確立しました。
- 2パンデミック下でもガーデニング活動を継続しました。
- 3活動の継続は、利用者の心身の健康維持に貢献しました。
- 4特に、活動は異例の日々における利用者の生きがい(人生の目的意識)を保つことに役立ちました。
- 5コミュニティガーデンは都市のレジリエンスに貢献する可能性があります。
- 6将来の社会危機への準備策として、コミュニティガーデンを都市の緑地計画に組み込むことが重要です。
結論の向き
著者の結論を、論点ごとの「向き」だけコード化して記録しています。結論の文章そのものは原典で確認してください。
- メンタルヘルス支持留保つき
- コミュニティの結束支持留保つき
抄録・収録テキスト
OpenAlex多くの研究が、COVID-19パンデミック中にコミュニティガーデンが食料安全保障、心身の健康、社会的ネットワークを維持し、各国の異なる文脈でコミュニティのレジリエンスに貢献した役割を強調しています。都市農業の豊かな歴史にもかかわらず、日本はこの研究において地理的な空白地帯でした。本研究は、東京郊外で混合手法を用いた事例研究を実施し、日本の文脈におけるパンデミックに対するコミュニティガーデナーの独自の対応を明らかにしました。調査の結果、ガーデナーたちは議論を通じて迅速に危機を乗り越えるためのルールを積極的に確立し、ガーデニング活動を継続したことが判明しました。また、彼らの継続的な活動が、ガーデナーたちの心身の健康維持に役立ち、特に異例の日々において生きがいを保つことに貢献したことも示されました。したがって、本研究はコミュニティガーデンが都市のレジリエンスに貢献する可能性のある新たな証拠を提供し、将来の社会危機への準備策として、コミュニティガーデンを都市の緑地計画に組み込むことの重要性を示唆しています。
アーバンファームとの関係
この研究は、パンデミックのような危機時に都市農園がいかに重要であるかを示しています。利用者が自らルールを定め活動を継続することで、健康、社会的つながり、そして生きがいを維持できることを示しており、コミュニティ主導の緑地が持つ本質的なレジリエンスを実証しています。市民にとって、都市農園に参加したり設立したりすることは、単に食料を育てるだけでなく、不可避な課題に対する地域のレジリエンスを強化し、不可欠なウェルビーイングの恩恵を提供する強固なコミュニティ資産を構築することにつながります。また、都市農園は都市計画者にとって、単なるアメニティとしてではなく、危機への備えのための重要なインフラとして認識されるべきであることを示唆しています。