コミュニティ支援型農業(CSA)と栄養教育の組み合わせは低所得世帯の養育者のスキル・自己効力感・食行動を改善したが、子どもには効果がなかった——ランダム化比較試験
Community supported agriculture plus nutrition education improves skills, self-efficacy, and eating behaviors among low-income caregivers but not their children: a randomized controlled trial
W. Wang, J.A. Garner, G.A. Marshall, M. Sitaker, E.H. Belarmino, A.S. Ammerman, S.B. Jilcott Pitts, R.A. Seguin-Fowler, J. Kolodinsky, K.L. Hanson
UNC Libraries
Urban Farm DB の要約
米国ニューヨーク州、ノースカロライナ州、バーモント州、ワシントン州で2016年から2018年にかけて実施された「Farm Fresh Foods for Healthy Kids(F3HK)」ランダム化比較試験は、養育者と子どものペア305組を対象に、半額のコミュニティ支援型農業(CSA)シェアと個別化された栄養教育を組み合わせた介入群と、遅延介入の対照群に割り付けた。1シーズンのCSA参加後、子どもの食事の質・BMI・身体活動には有意な純効果はみられなかった。一方、養育者では料理に対する態度・スキル・自己効力感、果物・野菜摂取量と皮膚カロテノイド値、世帯の食料安全保障に統計的に有意な純改善がみられた。態度と自己効力感の改善は1年後も持続したが、養育者の食事の質と世帯食料安全保障の改善は持続しなかった。CSAシェアを受け取った週数(教育セッションへの参加回数ではなく)が、養育者の果物・野菜摂取量と世帯食料安全保障の改善と関連していた。研究は、割引価格のCSAと個別化栄養教育が1シーズンのうちに養育者と世帯のアウトカムを改善したが、子どもには効果がなく、改善の一部もCSA終了後は維持されなかったと結論づけている。