データベース収録論文2015·Africa
都市における食料貧困への対処——ハラレ・グレンノラ地区の都市農業の事例
Coping with food poverty in cities: The case of urban agriculture in Glen Norah Township in Harare
Steven Masvaure
Renewable Agriculture and Food Systems
Urban Farm DB の要約
ジンバブエ・ハラレ市グレンノラ地区の103世帯を対象に、半構造化インタビュー、アンケート、観察による混合研究法調査を実施した。貧困世帯は収入の60%以上を食費に費やしていることが確認され、都市農業を営む背景にある仕組みを説明するため「都市生活対処モデル(ULCM)」が提案された。同モデルは、西洋志向の開発政策や近代化、構造調整政策の影響を受けたジンバブエなどアフリカ諸国の社会経済的・歴史的文脈を踏まえ、都市農業の発生を必要性・能力・機会に帰属させ、都市農業が食料貧困への対処策として都市貧困層の生存に果たす重要な役割を説明するものとされた。