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データベース収録論文2018·Nepal

ネパール都市近郊における農業従事が食料不安・栄養不良を防ぐ効果

Engagement in Agriculture Protects Against Food Insecurity and Malnutrition in Peri-Urban Nepal

Corrina Moucheraud, Ram K. Chandyo, Sigrun Henjum, Tor A. Strand, Manjeswori Ulak, Wafaie Fawzi, Lindsey M. Locks, Patrick Webb, Andrew Thorne‐Lyman

Current Developments in Nutrition

Urban Farm DB の要約

ネパール・バクタプル郡の都市近郊人口を対象に、農業活動が世帯食料安全保障、世帯・母親の食事多様性、子ども・女性の栄養状態と関連するかを検討した横断調査研究。母子ペア344組を対象に、世帯の農業実践・家畜飼育・食料安全保障・食事多様性と支出・子ども(5~6歳)の身体計測・母親のBMI・母親の貧血に関するデータを収集し、多変量調整オッズ比(AOR)と非調整オッズ比をロジスティック回帰で算出した。土地の耕作は、子どもの発育阻害(AOR 0.55、95%CI 0.33-0.93)と世帯の食料不安(AOR 0.33、95%CI 0.18-0.63)の低いオッズと関連していたが、母親のBMIの高低や貧血とは関連しなかった。家畜飼育(主に鶏)は食料不安の低いオッズと関連した(AOR 0.34、95%CI 0.16-0.73)が、栄養状態とは関連しなかった。農業世帯の女性は非農業世帯の女性より緑黄色葉物野菜を食べる頻度が有意に高く、野菜を栽培する世帯の子どもは、土地を耕作するが野菜は栽培しない世帯の子どもより発育阻害のオッズが低かった(AOR 0.49、95%CI 0.25-0.98)。ネパールの急速な都市化を踏まえ、都市近郊農業が食事・栄養に果たしうる役割にさらなる注意が必要だと述べている。