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都市農業廃棄物由来の新規建築外皮材料の環境評価——トマト茎の事例

Environmental assessment of a new building envelope material derived from urban agriculture wastes: the case of the tomato plants stems

Pere Llorach-Massana, Laura Cirrincione, Jorge Sierra-Pérez, Gianluca Scaccianoce, Maria La Gennusa, Javier Peña, Joan Rieradevall

The International Journal of Life Cycle Assessment

Urban Farm DB の要約

屋上都市農業(UA)のトマト温室栽培から生じる廃棄物(トマトの茎)を原料とする新しい建築用充填壁材の環境影響を、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法(ISO 14044・ISO 14067準拠)により評価した研究。実験室規模で製造した試料のデータをもとに、カーボンフットプリントと組込みエネルギーを算出した。結果、都市農業廃棄物中に固定された生物起源炭素を考慮すると、材料1kgあたり-0.2kg CO2eqという負のカーボンフットプリントが得られ、この材料はライフサイクルの観点から炭素排出ではなく炭素固定を行いうることが示された。対象シナリオでは、年間・平方メートルあたり約0.42kg CO2eqが隔離されると算出された。ただし、この材料を1単位製造するために必要な廃棄物を生産する栽培面積はかなり大きいことが分かり、今後の研究では材料の密度低減策や、廃棄物生産率がより高い都市作物の活用が課題として挙げられている。