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データベース収録論文2022·Global

持続可能な都市農業のための水・養分源としての魚類排水

Fish Effluent as a Source of Water and Nutrients for Sustainable Urban Agriculture

Brunno da Silva Cerozi, Caitlin G. Arlotta, Matthew L. Richardson

Agriculture

Urban Farm DB の要約

都市農業と養殖業の統合による水利用・コスト削減、水資源をめぐる競合の緩和、化学肥料削減、栄養分に富む農業排水を淡水・海水域へ放流することによる環境負荷の低減を検討した研究(2022年、Agriculture誌)。都市での養殖は新鮮な低脂肪タンパク質の地産供給源として人の健康にも直接寄与しうるが、養殖排水を都市環境の特産作物の潅水施肥に利用した実用性・生産上の利点を示した研究は少なかった。そこで春作4種(チンゲンサイ・タサイ・ラディッシュ・カブ)と秋作2種(つるいんげん・スナップエンドウ)を、養殖排水と井戸水/水道水のいずれかで栽培し、土壌肥沃度と作物生産性への効果を評価した。養殖排水は土壌のpHとカリウムを上昇させ、つるいんげんの莢数を9.1%増加させた(莢の重量も有意に近い増加傾向)。使用した土壌はもともと養殖排水投入前から比較的養分に富んでおり、これが効果の限定性の一因である可能性があるとし、より酸性・低養分の土壌や、より長期間の施肥では差がより顕著になる可能性があるとしている。