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データベース収録論文2017·Global

食、ジェントリフィケーション、変わりゆく都市

Food, gentrification, and the changing city

Joshua Sbicca

Digital Collections of Colorado (Colorado State University)

Urban Farm DB の要約

食を切り口にジェントリフィケーションの政治・過程を論じた論考(対象地域は明示されず、世界の都市を事例として言及)。従来の説明が政治経済的要因または文化的要因のいずれかに偏りがちであったのに対し、両者の関係を示すことで食のジェントリフィケーションが多面的であり、近隣地区の階級・エスノレイシャルな人口構成、フードスケープ(食の風景)とフードウェイ(食習慣)、住宅事情を変化させると論じる。世界各地の貧困地域では、開発業者が新規住民を呼び込み不動産価値を高める手段として都市農業を利用するなど、食を媒介としたジェントリフィケーションの有害な影響を受けうるとしている。さらに、食そのものもジェントリフィケーション化され、人種・エスニシティにより周縁化されたコミュニティにとって文化的に重要な食が「クール」なものとして扱われ手が届かなくなる収奪と、従来のバー・カフェ・レストラン・食料品店・菜園を排除する食品小売の高級化という二つの側面があるとする。論考の結びでは、食のジェントリフィケーションの有害な影響を防ぐための社会運動戦略と政策アプローチについて簡潔に論じている。