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食システム転換のための優良事例——ネパールの事例

Good Practices for Food Systems Transformation: A Case from Nepal

Bal Krishna Joshi

Genetics Plant Breeding and Seed Science

Urban Farm DB の要約

作物・家畜・農業関連昆虫・農業関連微生物・飼料作物・水生の農業遺伝資源(AGR)という6つの主要構成要素からなる食システムを対象に、レビュー・観察・調査・経験(ROSE)アプローチにより、食システム転換のための優良事例を文書化した論文。コメ・小麦・トウモロコシなど少数の作物について、化学資材を用いた単一で均質な遺伝子型(モノ・ジェノタイプ)の開発・普及により収量増加が図られてきた一方、農業の進展に伴い、地域固有のAGRに基づく多くの食システムや農家の権利が軽視されてきたと指摘する。食料・栄養・健康・経済・環境の安全保障にとって、遺伝的多様性と地域固有の食システムの推進・最大化が重要であるとし、効果的な食システムの特徴として、地域特有の主食、多様な遺伝子型の利用、製品の多様化、インセンティブ、循環的・包摂的な農業、廃棄物の再利用・リサイクル、都市農業を挙げている。農家の貢献のあらゆる側面を尊重すること、農家の世帯を「一つの店」とみなす視点が有益な戦略になるとしている。