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データベース収録論文2023·United States (Brooklyn) / Australia / Italy / Japan

ホロビオント都市主義:屋上蜂箱のサンプリングが都市のメタゲノムを明らかにする

Holobiont Urbanism: sampling urban beehives reveals cities' metagenomes

Hénaff E., Najjar D., Perez M., Mason C., McMeekin P.

Environmental Microbiome, 18:23

Urban Farm DB の要約

ブルックリンの屋上蜂箱3基を起点に、ハチミツ・デブリ・巣箱拭き取りなどから都市のメタゲノムを推定するパイロット研究。続いてシドニー・メルボルン・ヴェネツィア・東京の蜂箱デブリも解析し、都市ごとに固有の微生物プロファイルが得られることを示した。屋上養蜂を都市環境モニタリングの手段として位置づける。

主なポイント

  • 1ミツバチは巣から半径2マイル以内で採餌するため、都市の微生物群集サンプル収集の有効な協力者となり得る。
  • 2蜂箱の材料の中では、ハチのデブリが周囲のメタゲノム景観に関する情報を明らかにする上で最も豊富な基質である。
  • 3シドニー、メルボルン、ヴェネツィア、東京の蜂箱デブリの解析により、各都市がミツバチによって捉えられる独自のメタゲノムプロファイルを持つことが示された。
  • 4このメタゲノムプロファイルは、既知のハチの共生生物や病原体など、蜂箱の健康に関連する情報を提供する。
  • 5この方法は、リケッチア・フェリスの病原性因子遺伝子の大部分を回収する概念実証により、ヒト病原体の監視にも利用できる。
  • 6本研究は、都市規模で環境マイクロバイオームを監視するための戦略を提供し、ハチの健康とヒトの健康の両方に関連する情報をもたらす。

抽出済みの事実データ

5

原典から抽出した数値・条件のみを構造化して記録しています(原文の文章は保存していません)。指標名・条件は原典に即した英語表記のままです。

  • 3

    hives sampled pilot(rooftop beehive)

    生物多様性n = 3
    region
    US-NY
    city
    brooklyn
    setting
    rooftop
    study design
    pilot-study
    materials
    honey, debris, hive swabs, bee bodies
  • hive debris

    richest sample substrate(rooftop beehive)

    生物多様性n = 3対照: honey, hive swabs and bee bodies
    region
    US-NY
    city
    brooklyn
    setting
    rooftop
    study design
    pilot-study
  • 4

    additional cities profiled(city metagenome)

    生物多様性n = 4
    cities
    sydney, melbourne, venice, tokyo
    sample type
    hive-debris
  • unique per city

    profile distinctiveness(city metagenome)

    生物多様性n = 4
    cities
    sydney, melbourne, venice, tokyo
    sample type
    hive-debris
  • 2 miles

    foraging radius(honeybee)

    生物多様性
    setting
    urban
    note
    daily foraging around the hive

抄録・収録テキスト

OpenAlex

世界の人口の半分以上が都市部に居住しており、2050年までに約70%に達すると予測されています。都市は多様な生物種を含む複雑な生物学的システムであり、その大部分は目に見えない微生物群集、すなわち都市のマイクロバイオームを構成しています。これらの微生物群集の地図を作成することは重要ですが、環境サンプル収集は労力と時間を要します。本研究では、ミツバチが巣から半径2マイル以内で採餌するため、都市の微生物群集サンプル収集の有効な協力者となり得ると仮定しました。ブルックリンの3つの屋上蜂箱を用いたパイロット研究で、ハチミツ、デブリ、巣箱拭き取り、ハチの体など様々な巣箱材料の可能性を評価し、ハチのデブリが最も豊富な基質であることを発見しました。この結果に基づき、シドニー、メルボルン、ヴェネツィア、東京の4都市の蜂箱デブリを解析し、各都市がミツバチによって捉えられる独自のメタゲノムプロファイルを示すことを明らかにしました。この方法は、ハチの健康に関連する情報や、リケッチア・フェリスのようなヒト病原体の監視にも利用できることを示し、都市規模での環境マイクロバイオームを監視する戦略を提供します。

アーバンファームとの関係

この研究は、都市の屋上養蜂が単なるハチミツ生産だけでなく、都市環境の健康状態を監視する強力なツールとなり得ることを示しています。市民が運営する都市農園や養蜂プロジェクトは、地域の生物多様性や病原体の存在を理解するための「生きたセンサー」として機能し、コミュニティの健康と環境意識の向上に貢献できます。