データベース収録論文2022·Thailand
ケアと連帯の社会的インフラはCOVID-19パンデミックにいかに対処したか――タイ・バーンマンコン・プログラムのコミュニティネットワークからの考察
How Social Infrastructures of Care and Solidarity Cope with the COVID-19 Pandemic: A Reflection from Community Networks of the Baan Mankong Programme in Thailand
Supreeya Wungpatcharapon, Brenda Pérez‐Castro
Urbanisation
Urban Farm DB の要約
タイのコミュニティ組織開発機構(CODI)が支援する集合住宅信用プログラム「バーンマンコン」のコミュニティネットワークを対象に、オンライン調査・フォーカスグループ・事例研究を通じて、低所得都市住民のCOVID-19パンデミックへの対応を検討した。CODIはバーンマンコンの返済を3カ月猶予し、全国のコミュニティ向けに450万ドルの緊急COVID-19救済基金を放出、都市貧困層ネットワークから提案された228件の取り組みに約220万ドルが交付され2020年4月から9月にかけて実施され、コミュニティキッチン・コミュニティ運営の店舗・コミュニティガーデン・所得創出活動・オンライン/オフラインのコミュニティ市場など多様な集団的管理の仕組みが動員された。バーンマンコンのコミュニティネットワークに埋め込まれたケアと連帯の社会的インフラが、COVID-19への対応において重要な役割を果たし、低所得コミュニティの長期的な回復と発展の基盤になっていると論じている。