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「まちなか菜園」を事例とした都市型農園の現状と利用者ニーズの特性に関する研究

河野 誠, 藤田 直子

ランドスケープ研究 77巻5号 pp.433-436

Urban Farm DB の要約

東邦レオが運営する「まちなか菜園」など、民間企業主体の屋上・線路上貸し農園を対象に利用者ニーズを分析。高額料金・好立地・充実サービスが特徴で、都市部における民間ディベロッパー型農園の先行事例を整理する。

主なポイント

  • 1企業が運営する都市型農園は、都市住民が都心で野菜や花を育てたいというニーズに応えて開発されている。
  • 2これらの都市型農園は、高額な料金、便利な立地、充実したサービスを特徴としている。
  • 3都市型農業は資本主義市場において特定のニッチを占めることができる。
  • 4これらの農園の利用者は、農産物の収穫だけでなく、関連情報や教育の発展も期待している。

抄録・収録テキスト

OpenAlex

大都市の住民は、地域のCSA(地域支援型農業)プロジェクトに参加することで農業体験を求めている。本稿では、都市部における多様なコミュニティ形態に応じて発展してきた社会的ニーズに影響を与える要因を調査した。また、新しいタイプの都市型農園における利用者の需要、グループ属性、交通手段、利用頻度も特定した。調査結果から、調査対象企業は都市住民の都心で野菜や花を育てたいというニーズに応えて都市型農園を開発したことが示された。これらの農園は、高額な料金、便利な立地、充実したサービスといった特徴を持つ。都市型農業は資本主義市場でニッチを占め、利用者は農産物の収穫に加え、関連情報や教育の発展も期待している。

アーバンファームとの関係

この研究は、都市住民が都心であっても農業に強い関心を持ち、利便性や質の高いサービスに対して対価を支払う意欲があることを示しています。市民が運営する都市型農園にとって、これはアクセスしやすい農業機会に対する明確な需要があることを意味します。民間農園が高コストで高サービスなモデルを提供する一方で、市民農園は、利用者が高く評価するコミュニティ形成、知識共有、教育プログラムに焦点を当てることで差別化を図ることができます。これらの市場動向を理解することは、市民農園が参加者を引き付け、維持するために提供するものをより良く調整し、食料生産だけでなく社会的・教育的側面を強調するのに役立ちます。