マリア・イネス・カタラン:カタラン家の農場
María Inés Catalán: Catalán Family Farm
Irene H. Reti
eScholarship (California Digital Library)
Urban Farm DB の要約
マリア・イネス・カタランは1962年にメキシコ・ゲレロ州サンタテレサで生まれ、1986年に米国へ移住し、カリフォルニア州サリナスバレーでブロッコリーやニンジンの収穫労働に従事した。父も移民農場労働者であったが、祖父はメキシコで自作地を耕作していた。1994年、サリナスの農村開発センター(現ALBA=Agriculture & Land-Based Training Associationの前身)が実施する有機農業研修プログラムに参加し、修了後、カリフォルニア州で有機認証農場を所有・経営する最初のラティーナ移民農場労働者、また同国で初めてコミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー(CSA)を通じて農産物を販売する農場を設立したラティーナとなった。カタランと家族は2001年以降、ホリスター市の借地15エーカーで「カタラン・ファミリー・ファームズ」を経営し、2005年にCCOFによる有機認証を取得、ケール、チャード、イチゴ、トマト、トウモロコシ、玉ねぎ、カボチャ、チリ、ニンジンなどを栽培し、「ラフィング・オニオンCSA」やサリナス・モントレーベイ・サンフランシスコベイ地域のファーマーズマーケット(フェリー・プラザ・マーケット、バークレー・ファーマーズマーケット等)で販売している。カタランは低所得層、特にラティーノコミュニティの食料安全保障の向上に取り組む活動家でもあり、サンフランシスコ・ミッション地区のP.O.D.E.R.(環境・経済権利を求める人々の会)と協力してCSAシェアを配達したほか、学校・教会、サンタクルーズのホームレス・ガーデン・プロジェクトのCSAとも連携し、在宅困難者への配達やスペイン語でのCSA情報提供を行った。モントレー郡庁舎の前ではWIC(女性・乳幼児・児童向け食料費補助)受給日に合わせた直売所も設けた。また、移民農家の有機認証取得や助成金・融資申請を支援する非営利団体「ペケーニョス・アグリクルトーレス・エン・カリフォルニア(PAC)」を設立した。