データベース収録論文2021·Morocco
多機能型都市農業——明日のメガシティのための都市計画モデル、カサブランカの事例
Multifunctional Urban Agriculture: An Urban Planning Model for the Megacities of Tomorrow. The Case of Casablanca
Yassine Moustanjidi
Urban Farm DB の要約
モロッコのカサブランカを事例として、拡大するメガシティの開発動向とその課題、特に発展途上国における課題を分析し、都市農業を多機能的な構成要素とするグリーンで生産的なインフラを統合するためのアプローチ・手法・ツールを提案した。カサブランカは20世紀初頭以降の急速な都市・人口成長と統合的な都市戦略の慢性的欠如により、住宅危機、社会的分断、高い失業率、慢性的な渋滞、大気・水質汚染、緑地・オープンスペースの実質的な欠如といった都市的・生態的危機に直面していると位置づけられる。研究は持続可能な都市開発と気候変動影響をめぐる議論の中で都市農業を再定位し、都市管理の新たな多機能モデルを提案し、カサブランカの都市開発文脈における緑地オープンスペースの役割を再定義した。都心部の未利用地・遊休地を都市農業に基づく多機能施設として再生する手法に焦点を当てている。