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中央アンデスにおける調和体系の変容:「自然との調和」と「村落間の協調」の一体結合型体系から近代的連携へ

中央アンデスにおける調和体系の変容 : 「自然との調和」と「村落間の協調」の一体結合型体系から近代的連携へ

惠子 重冨, Keiko Shigetomi

Institutional Repositories DataBase (IRDB)

Urban Farm DB の要約

ボリビアなど中央アンデス地域の先住民的世界観における「人間と自然の調和」と「村落間の協調」という二つの調和機構の一体的統合が、近代化・都市化・産業化・大量消費主義の影響でリャマの隊商を軸とした伝統的形態から失われつつある変容過程を論じた。市場経済の重要性が増す中で先住民の農民は農業生産者へと転化し、農村共同体間の相互関係は生産者と消費者の間の見えにくい関係へと変わったが、市場を活用しつつ生態的・社会的持続可能性を重視する生産者・消費者間の連帯の傾向も生まれているとする。ボリビア・エコロジー生産者組織協会(AOPEB)が推進するエコロジー農業と、国連食糧農業機関(FAO)が奨励する都市農業を、この新たな調和統合の傾向を示す事例として挙げている。