データベース収録論文2022·United States
パンデミック・ガーデニング——COVID-19混乱下でのコミュニティガーデン、学校菜園、都市農場の多様な適応(米国)
Pandemic gardening: Variant adaptations to COVID-19 disruptions by community gardens, school gardens, and urban farms
Yuki Kato, Caroline Boules
Journal of Urban Affairs
Urban Farm DB の要約
COVID-19パンデミックによる社会・食料システムの混乱は、都市農業にとって特有の機会と課題をもたらした。本研究は、米国ワシントンDC都市圏のコミュニティガーデン、学校菜園、都市農場の管理者79人への詳細インタビューに基づき、災害後の「社会的復興」理論を用いて、都市農業の各類型がパンデミックによる社会的・経済的・個人的な混乱にどう異なる対応を示したかを検討した。結果、都市農業の類型間で当初の影響の大きさに有意な差がみられ、コミュニティガーデンが最も影響を受けにくく、都市農場が最も多様な適応戦略を実施していた。また各類型の内部でも、特に都市農場において顕著な差異がみられた。この適応経路の多様性は、栽培用地に対する裁量権、資源へのアクセス、都市生活の他の側面とのつながりといった、災害前の条件に起因するとされた。研究は、都市農業の変革能力と可能性を評価する上で、その多様性を認識することの重要性を結論として強調している。