データベース収録論文2024·Spain
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)の都市土壌の物理的特性
Physical properties of the urban soils of Santiago de Compostela (Spain)
Remigio Paradelo, Cecilia Herbón, María Teresa Barral
Journal of Soils and Sediments
Urban Farm DB の要約
スペイン・サンティアゴ・デ・コンポステーラにおいて、異なる母材・土地利用下にある都市土壌64地点を対象に、物理的特性を調査した研究。現場および実験室での測定により、仮比重・孔隙率・保水容量・団粒安定性・水分散性粘土・透水性・貫入抵抗を評価し、改訂USLE式(RUSLE)のK因子推定により侵食リスクを評価した。結果は、都市土壌に一般的にみられる不均一な物理特性を示した。有機物と鉄含有量が高いため、仮比重は低く団粒安定性は高かった。締固めの問題は広くみられるが土地利用に依存しており、都市農業用途の土壌は都市草地・森林の土壌より透水性が高く締固め程度が低かった。締固めにもかかわらず高い浸透値が観察されたのは、粗粒画分の多さと選択的な水みちの存在によると考えられる。K因子の値から都市土壌の侵食リスクは総じて低いことが示されたが、地形・気候要因・人間行動によって局所的に侵食リスクが高まりうるため、適切な管理が不可欠であると結論づけている。