低所得・少数派人口の就学前児を対象とした菜園型栄養教育プログラムの実施可能性と受容性
Feasibility and acceptability of a gardening-based nutrition education program in preschoolers from low-income, minority populations
Sharma S.V., Hedberg A.M., Skala K.A., Chuang R.-J., Lewis T.
Journal of Early Childhood Research, 13(1):93–110
Urban Farm DB の要約
テキサス州ハリス郡のHead Start(就学前教育)2園・103名を対象に、PLANT Gardens(Preschoolers Learn About Nutrition Through Gardens)を8週間実施。保育教諭主導の菜園型栄養教育の受容性と、保護者報告における新しい果物・野菜を試す意欲の向上を確認した。
主なポイント
- 1「PLANT Gardens」プログラムは、テキサス州ハリス郡のHead Startに通う未就学児103名を対象に、8週間にわたり実施されました。
- 2この教師主導の園芸ベース栄養教育プログラムは、対象のHead Start集団において高い受容性と実現可能性を示しました。
- 3保護者調査の結果、未就学児が新しい果物や野菜を試す意欲が有意に向上しました(ベースライン67%から介入後84%へ)。
- 4参加した未就学児の28.4%が過体重または肥満でしたが、保護者のわずか3%しか自分の子どもが過体重であると認識していませんでした。
- 5このパイロットテストは、「PLANT Gardens」プログラムが未就学児の果物や野菜への好みと摂取量を増やす有望な手段であることを示唆しました。
抽出済みの事実データ
4件原典から抽出した数値・条件のみを構造化して記録しています(原文の文章は保存していません)。指標名・条件は原典に即した英語表記のままです。
- 28.4 %
overweight or obese prevalence(head start preschooler)
健康n = 103- region
- US-TX
- setting
- head-start-preschool
- study design
- pilot-test
- age range
- 3-5
- years
- 2008
- 3 %
perceived child overweight(preschooler parent)
健康- region
- US-TX
- setting
- head-start-preschool
- study design
- parent-survey
- 67 %
willingness to try new fruits and vegetables baseline(head start preschooler)
健康n = 25- region
- US-TX
- setting
- head-start-preschool
- study design
- pre-post-parent-survey
- timepoint
- baseline
- 84 %↑ 増加統計的に有意
willingness to try new fruits and vegetables post(head start preschooler)
健康n = 25p = 0.026対照: baseline before the 8-week garden-based program- region
- US-TX
- setting
- head-start-preschool
- study design
- pre-post-parent-survey
- intervention
- plant-gardens-8-weeks
- years
- 2008
結論の向き
著者の結論を、論点ごとの「向き」だけコード化して記録しています。結論の文章そのものは原典で確認してください。
- 教育・学び支持留保つき
- 栄養・健康支持留保つき
抄録・収録テキスト
OpenAlex園芸ベースの授業は、子どもの果物や野菜の摂取量を増やす手段として人気が高まっています。本研究の目的は、テキサス州ハリス郡のHead Startにおける園芸ベースの就学前カリキュラムの実現可能性と受容性を、定性的および定量的手法を用いて試験的に評価することでした。合計103名の3〜5歳児が2つのHead Startセンターで参加し、教師主導の「PLANT Gardens」プログラムが8週間にわたり実施されました。結果として、このプログラムは高い受容性と実現可能性を示し、保護者からの報告では、未就学児が新しい果物や野菜を試す意欲が有意に向上しました(ベースライン67% vs 介入後84%)。結論として、「PLANT Gardens」プログラムは、未就学児の果物や野菜への好みと摂取量を増やす有望なプログラムであることが示唆されました。
アーバンファームとの関係
この研究は、都市農園が子どもたちの健康的な食習慣を育む上で重要な役割を果たす可能性を示しています。特に、未就学児を対象とした園芸活動を通じた栄養教育は、新しい野菜や果物を試す意欲を高める効果が期待できます。市民が運営する都市農園は、地域の子どもたちに食育の機会を提供し、食への関心を高め、健康的な食生活を促進するための実践的な場となり得ます。これは、都市農園が単なる食料生産の場ではなく、地域社会の健康と教育に貢献する多機能な拠点となる可能性を示唆しています。