データベース収録論文2024·Japan
民間企業が参入するコミュニティガーデンの可能性と運営課題
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都市計画報告集 23巻3号 pp.429-
Urban Farm DB の要約
民間企業が運営・参入するコミュニティガーデンの可能性と運営上の課題を分析した報告。団地や住宅地での企業連携型の市民菜園・ガーデンの持続可能な運営モデルと地域コミュニティ形成への寄与を論じる。
主なポイント
- 1民間企業が都市農業分野に参入し、コミュニティガーデンの運営に関与している。
- 2出光興産が運営する「クロノスファーム」は、会員制モデルを採用し、フィールドコーディネーターによるサポートと初心者向けの体系的な活動を提供している。
- 3クロノスファームは、地域社会とのつながりや教育を重視し、特に子供を持つ家族を惹きつけ、個人の成長と地域社会への関与の機会を提供している。
- 4参加者は教育的・娯楽的メリットを高く評価し、公園内の農園に対して肯定的な認識を持っている。
- 5運営上の課題として、持続可能な価格設定モデルの確立と調和の取れたコミュニティの醸成が挙げられる。
抄録・収録テキスト
OpenAlex都市における農への関心が高まる中、さまざまな民間企業がこの分野に参入している。本報告では、出光興産株式会社が運営する千葉県市原市にある空き地と上総更級公園の一部を活用した「クロノスファーム」を事例に、民間セクターが参画するコミュニティガーデンの可能性と課題について考察する。クロノスファームは、フィールドコーディネーターがサポートする会員制モデルを採用しており、初心者向けの体系的な活動を提供し、地域社会とのつながりと教育を重視している。調査では、特に参加者が教育や娯楽のメリットを評価し、公園内の農園に対して肯定的な認識を持っていることが示されました。この取り組みは主に子供を持つ家族を惹きつけ、個人の成長と地域社会への関与の機会を提供している。課題としては、持続可能な価格設定モデルの確立と調和のとれたコミュニティ醸成が挙げられる。
アーバンファームとの関係
市民が運営する都市農園にとって、民間企業の参入は新たな運営モデルや資金源の可能性を示唆します。特に、会員制やフィールドコーディネーターによるサポートは、初心者でも安心して参加できる環境を作り、参加者の定着を促すヒントになるでしょう。また、教育や娯楽といった付加価値を提供することで、多様な層(特に子育て世代)を惹きつけ、地域コミュニティ形成に貢献できることが示されています。持続可能な運営のためには、価格設定やコミュニティ内の調和といった課題にも目を向ける必要があります。