データベース収録論文2010·China (Shanghai)
上海市における都市農業の持続可能な発展に関する定量的総合評価
The Quantitative & Comprehensive Appraisal of Urban Agricultural Sustainable Development in Shanghai
FU Li-hua
自然资源学报
Urban Farm DB の要約
上海市を対象に、都市農業の持続可能な発展の特徴を反映する評価指標体系を構築し、階層分析法(AHP)と情報エントロピー法を組み合わせて指標の重みを決定し、1993年以降の時系列データに基づき都市農業の持続可能な発展を定量的に総合評価した研究(中国)。結果は次の3点にまとめられる。(1)人口サブシステムは都市農業の持続可能な発展を阻害する主要因として次第に強まり、経済サブシステムは寄与要因として次第に重要性を増し、社会サブシステムも発展能力を高める上での重要性を増した一方、耕地資源は不足が進み減少を続け発展能力の向上を制約しており、農業生産による自己汚染の負荷が発展能力全体の向上に負の影響を及ぼしていた。(2)資源(R-D)総合指数は水準が高くなく、1993年から2006年の間、平均値1.9090で年率6.00%ずつ低下し、1993年の2.5336から2006年には0.5541まで落ち込み、資源面での圧力は増大を続けた。環境(E-D)総合指数は値が小さくほとんどの年で1.0000前後を維持し、変化は小さかったものの、環境面での圧力は大きい状態のまま安定的に推移した。(3)総合評価指数は、それ以前の波状の変動を経たのち、持続的かつ安定的な上昇に転じ、その上昇傾向は顕著であったとされる。