英国王立園芸協会(RHS)の学校園芸キャンペーンは子どもの果物・野菜摂取を増やすか:2つのランダム化比較試験の結果
Does the Royal Horticultural Society Campaign for School Gardening increase intake of fruit and vegetables in children? Results from two randomised controlled trials
Christian M., Evans C., Cade J.
Public Health Research, Vol. 2, No. 4 (NIHR Journals Library)
Urban Farm DB の要約
ロンドンの小学校でRHS学校園芸キャンペーンの効果を検証した2つのランダム化比較試験。学校園芸単独では子どもの果物・野菜摂取への効果はほとんどなく、栄養教育などと組み合わせる必要があることを示した。
主なポイント
- 1学校園芸単独では、子どもの果物と野菜の摂取量を改善する証拠はほとんど見られなかった。
- 2子どもの果物と野菜に対する知識や態度に変化は見られなかった。
- 3学校のRHS園芸スコアが3レベル向上した場合、子どもの果物と野菜の摂取量は81g増加した。
- 4ベースラインデータ分析により、家族による果物と野菜摂取のサポートが、子どもの摂取量増加と関連していることが示された。
- 5将来の介入設計では、子どもの果物と野菜の摂取量を大幅に改善するために、保護者の関与や料理などの関連要素を学校介入に含めるべきである。
抽出済みの事実データ
6件原典から抽出した数値・条件のみを構造化して記録しています(原文の文章は保存していません)。指標名・条件は原典に即した英語表記のままです。
- 8 g
fruit and vegetable intake change(school child teacher led group)
健康n = 329- region
- GB-London
- setting
- primary-school
- study design
- cluster-randomised-controlled-trial
- trial
- trial-1
- schools
- 23
- age range
- 8-11
- interval
- 95%CI
- -32 g
fruit and vegetable intake change(school child rhs led group)
健康n = 312- region
- GB-London
- setting
- primary-school
- study design
- cluster-randomised-controlled-trial
- trial
- trial-1
- schools
- 23
- age range
- 8-11
- interval
- 95%CI
- -43 g→ 変化なし有意差なし
fruit and vegetable intake intervention effect(school gardening intervention)
健康n = 641p = 0.06対照: teacher-led group compared with RHS-led group- region
- GB-London
- setting
- primary-school
- study design
- cluster-randomised-controlled-trial
- trial
- trial-1
- interval
- 95%CI
- 15 g→ 変化なし有意差なし
fruit and vegetable intake difference(school child teacher led group)
健康n = 916対照: comparison group- region
- GB-London
- setting
- primary-school
- study design
- cluster-randomised-controlled-trial
- trial
- trial-2
- schools
- 31
- teacher led n
- 488
- control n
- 428
- interval
- 95%CI
- 81 g↑ 増加統計的に有意
fruit and vegetable intake difference(school improving gardening score by three levels)
健康p = 0.05対照: schools with no change in RHS gardening score- region
- GB-London
- setting
- primary-school
- study design
- cluster-randomised-controlled-trial
- interval
- 95%CI
- no change→ 変化なし
knowledge and attitudes change(school child)
健康n = 1,557対照: baseline- region
- GB-London
- setting
- primary-school
- study design
- cluster-randomised-controlled-trial
- baseline n
- 2529
- final n
- 1557
- followup response rate
- 62%
結論の向き
著者の結論を、論点ごとの「向き」だけコード化して記録しています。結論の文章そのものは原典で確認してください。
- 栄養・健康混在留保つき
- 教育・学び決着せず留保つき
抄録・収録テキスト
OpenAlex英国では子どもの果物と野菜の摂取量が低く、その改善は課題である。本研究は、学校園芸プログラムである英国王立園芸協会(RHS)の学校園芸キャンペーンが、8~11歳の子どもの果物と野菜の摂取に与える影響を評価するため、2つのクラスター無作為化比較試験を実施した。試験1ではRHS主導または教師主導の介入を、試験2では教師主導の介入または比較群を割り付け、24時間食事記録とアンケートでデータを収集した。結果として、学校園芸単独では子どもの果物と野菜の摂取量を改善する証拠はほとんど見られなかった。しかし、園芸介入が最高強度で実施された場合、摂取量を1ポーション改善する可能性が示唆された。ベースラインデータ分析では、家族のサポートが子どもの果物と野菜摂取量増加と関連していることが示された。本研究は、将来の介入において、保護者の関与や料理などの関連要素を含める必要性を強調している。
アーバンファームとの関係
本研究は、健康的な食生活、特に子どもの食生活の改善を目指す都市農園にとって重要な示唆を与えます。単に庭があるだけでは果物や野菜の摂取量を直接増やすことにはつながらないかもしれませんが、研究は高強度の園芸プログラムが効果をもたらす可能性を示唆しています。さらに重要なのは、園芸活動を家族のサポートや料理などの補完的な活動と統合することが、食生活の大幅な改善に不可欠であると強調している点です。都市農園は、地域住民の健康への影響を最大化するために、保護者を巻き込み、栽培だけでなく教育的な要素も含む包括的なプログラムを開発することを検討すべきです。