東京における農地と都市の混在的土地利用によるレジリエンス
Resilience with Mixed Agricultural and Urban Land Uses in Tokyo, Japan
Sioen G.B., Terada T., Sekiyama M., Yokohari M.
Sustainability 10(2):435
Urban Farm DB の要約
GISグリッド解析により東京の各土地利用パターンの野菜重量・主要栄養素の自給率を定量化し、農地と市街地の混在がレジリエンスに寄与することを示した。東京の果菜類自給率は現状4.27%、潜在的には11.73%と算出された。
主なポイント
- 1東京の果菜類の自給率は現状4.27%であり、潜在的には11.73%に達する可能性がある。
- 2選択された栄養素の栄養自給率は、ビタミンKが6.54%で最も高く、次いでビタミンCが3.84%、ビタミンAが1.92%であった。
- 3周縁都市部は、農業と都市の土地利用が混在しているため、複合的なリスクと人口密度に対して最も高いレジリエンスを示した。
- 4本研究は、都市部における農業生産パターンと自給率を定量化するためのGISを用いた空間グリッドセル分析手法を提案した。
- 5東京の1479のグリッドセルと49,263の農地を分析し、6つの識別可能な土地利用パターンを分類した。
抽出済みの事実データ
8件原典から抽出した数値・条件のみを構造化して記録しています(原文の文章は保存していません)。指標名・条件は原典に即した英語表記のままです。
- 4.27 %
fruit vegetable self sufficiency(tokyo urban agriculture)
収量- region
- JP-13
- setting
- urban
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- grid cells
- 1479
- plots
- 49263
- 11.73 %
potential fruit vegetable self sufficiency(tokyo urban agriculture)
収量- region
- JP-13
- setting
- urban
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- 6.54 %
vitamin k self sufficiency(tokyo urban agriculture)
健康- region
- JP-13
- setting
- urban
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- 3.84 %
vitamin c self sufficiency(tokyo urban agriculture)
健康- region
- JP-13
- setting
- urban
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- 1.92 %
vitamin a self sufficiency(tokyo urban agriculture)
健康- region
- JP-13
- setting
- urban
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- 1,479
grid cell count(tokyo land use grid)
設計- region
- JP-13
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- land use patterns
- 6
- 49,263
plot count(tokyo agricultural plot)
設計- region
- JP-13
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- highest among land use patterns
resilience ranking(peri urban area)
設計- region
- JP-13
- study design
- gis-grid-cell-analysis
- factors
- aggregated-risks-and-population-density
結論の向き
著者の結論を、論点ごとの「向き」だけコード化して記録しています。結論の文章そのものは原典で確認してください。
- 食料安全保障混在留保つき
抄録・収録テキスト
OpenAlex都市農業は、自然災害時に新鮮な食料を提供することで地域のレジリエンスを高めることができますが、これを裏付ける実証的な証拠はほとんどありません。そこで本研究は、野菜の重量と主要栄養素の自給率を定量化することにより、都市部における農業生産のパターンを特定する手法を提案します。地理情報システム(GIS)を用いた空間グリッドセル分析により、東京における各土地利用パターンの現状および潜在的な自給率を特定しました。合計1479のグリッドセルにおいて、主要な土地利用と49,263の農地の位置から、6つの識別可能な土地利用パターンが分類されました。結果として、東京の果菜類の自給率は現状4.27%、潜在的には11.73%であることが示されました。選択された栄養素の栄養自給率は、ビタミンKが最も高く(6.54%)、次いでビタミンC(3.84%)、ビタミンA(1.92%)でした。農業と都市の土地利用が混在しているため、周縁都市部が複合的なリスクと人口密度に対して最も高いレジリエンスを示しました。
アーバンファームとの関係
この研究は、都市農業が災害時の食料供給源となり、都市のレジリエンスを高めるという重要な役割を実証しています。特に、都市と農地が混在する地域が、複合的なリスクに対して高い回復力を持つことが示されました。市民が運営する都市農園にとって、これは自分たちの活動が単なる食料生産に留まらず、地域社会の安全保障と持続可能性に貢献していることの強力な裏付けとなります。また、都市計画において農地を維持・統合することの重要性を示唆しており、都市農園の活動を拡大し、地域コミュニティの食料自給率向上に貢献するための具体的な根拠を提供します。