雨水保持と食料生産を目的としたグリーンルーフに基づく持続可能な建設——従来型屋根とのLCA比較
Sustainable construction based on green roofs designed to retain rainwater and provide food: An LCA compared to conventional roofs
Florence Rezende Leite, Maria Lúcia Pereira Antunes, Diogo Aparecido Lopes Silva
Sustainable Production and Consumption
Urban Farm DB の要約
陶器瓦屋根(CR)と、食用植物Pereskia aculeataを用いたモジュール型グリーンルーフ(GR)を対象に、ライフサイクルアセスメント(LCA)により環境性能を比較した研究。実験用GRプロトタイプを1年間モニタリングし、灌漑水量・植物生育・50回の降雨イベントに対する雨水保持量の一次データを取得し、二次データはecoinventデータベースと文献から作成した。分析は(1)施工と使用初年度のCR・GR比較、(2)GR構成材の代替材料に関する感度分析と不確実性分析、(3)30年間の使用段階影響予測、の3段階で行った。第一段階では、GRは14の影響カテゴリーのうち11でCRを上回り、正規化総合影響は13%低かった。CRでは影響の80%が陶器瓦の製造に由来し、GRではポリマー部材の影響が最大で、ポリプロピレンが化石資源枯渇の82%、ポリエステルがオゾン層破壊の95%を占めた。感度分析では、モジュールおよびフィルター層の材料を代替ポリマーに変更することで海洋・淡水生態毒性を70%超削減できた。最適化シナリオではCRに対し正規化影響が71%低く、14カテゴリー中13で優れていた。30年予測でもGRの優位性は継続した。