オフィス・職場における高倉式ポータブル・コンポストボックスによる食品廃棄物の回収
Food Waste Recovery with Takakura Portable Compost Boxes in Offices and Working Places
Jiménez-Antillón, J., Calleja-Amador, C., Romero-Esquivel, L. G.
Resources (MDPI), 7(4):84
Urban Farm DB の要約
北九州発祥でインドネシア・スラバヤなどで普及した『高倉式コンポスト』を、コスタリカの大学のオフィス・職場に小型ポータブルボックスとして導入した実証研究。45名分の生ごみを半年間処理し、安価で市民・職場規模の発酵堆肥化が成立することを示した。
主なポイント
- 1高倉式コンポストは、オフィスや職場で小型ボックスを用いて生ごみを堆肥化する有効な方法です。
- 2本研究では、45人の職員から出た88.29 kg(232 L)の生ごみを6ヶ月間で処理し、17.37 kg(37 L)の堆肥を生成しました。
- 3生ごみの質量は80%、体積は84%削減され、得られた堆肥はC/N比14.7/1で成熟していることが示されました。
- 4職員の92%は発生源での分別に賛成しましたが、37%はコンポストボックスの屋外設置を希望しました。
- 5職場にコンポストシステムを導入する前に、職員への適切な教育が不可欠であることが示されました。
抽出済みの事実データ
11件原典から抽出した数値・条件のみを構造化して記録しています(原文の文章は保存していません)。指標名・条件は原典に即した英語表記のままです。
- 2
box count(takakura compost box)
堆肥- region
- CR
- setting
- office-kitchens
- institution
- instituto-tecnologico-de-costa-rica
- period
- 2015-06-to-2015-12
- 45
participant count(office staff)
堆肥n = 45- region
- CR
- setting
- office-workplace
- period
- 2015-06-to-2015-12
- 88.29 kg
processed mass(food waste)
堆肥- region
- CR
- setting
- office-workplace
- period
- 2015-06-to-2015-12
- excluded
- grease-oil-raw-meat-bones
- 232 l
processed volume(food waste)
堆肥- region
- CR
- setting
- office-workplace
- period
- 2015-06-to-2015-12
- 17.37 kg
compost mass(compost output)
堆肥- region
- CR
- setting
- office-workplace
- period
- 2015-06-to-2015-12
- 37 l
compost volume(compost output)
堆肥- region
- CR
- setting
- office-workplace
- period
- 2015-06-to-2015-12
- 80 %↓ 減少
mass reduction(food waste)
堆肥対照: mass of food waste added- region
- CR
- setting
- office-workplace
- method
- takakura-composting
- 84 %↓ 減少
volume reduction(food waste)
堆肥対照: volume of food waste added- region
- CR
- setting
- office-workplace
- method
- takakura-composting
- 14.7
c n ratio(compost output)
堆肥- region
- CR
- setting
- office-workplace
- note
- reported-as-14.7/1-indicative-of-maturity
- 92 %
agreement with source separation(office staff)
社会n = 45- region
- CR
- setting
- office-workplace
- study design
- survey
- 37 %
suggested box outside building(office staff)
社会n = 45- region
- CR
- setting
- office-workplace
- study design
- survey
結論の向き
著者の結論を、論点ごとの「向き」だけコード化して記録しています。結論の文章そのものは原典で確認してください。
- 堆肥・養分循環支持留保つき
- 労働・参加混在留保つき
抄録・収録テキスト
OpenAlex高倉式コンポストは生ごみを堆肥に変える技術です。本プロジェクトは、オフィスや職場でコンポストを利用する可能性を探るために実施されました。この方法は、生ごみを投入する発酵基材を含む小型ボックスを使用します。コスタリカのコスタリカ工科大学の化学科と環境工学科の建物にあるキッチンに、2つの高倉式コンポストボックス(TCB)が設置されました。2015年6月から12月まで、両建物の職員45名分の生ごみが堆肥化されました。油、生肉、骨を除くすべての種類の食品が処理されました。ボックスに投入された食品の質量と体積は毎日定量化され、堆肥の化学分析も実施されました。職員にはシステムについて教育するための講演が行われ、閉鎖空間でのコンポストに関する知識と許容度を評価するために、講演前後にアンケートが実施されました。合計88.29 kg(232 Lに相当)の廃棄物が処理され、そこから17.37 kg(37 L)の堆肥が得られました。これは質量で80%、体積で84%の削減に相当します。堆肥の分析ではC/N比が14.7/1となり、成熟度を示しました。ほとんどの職員(92%)は発生源での廃棄物分別に同意しましたが、37%はボックスを建物の外に設置することを提案しました。講演後のアンケート結果は、職場にボックスを設置する前に職員への教育が必要であることを示しました。
アーバンファームとの関係
この研究は、高倉式コンポストが都市部のオフィスや職場で生ごみを減らし、質の高い堆肥を生産する実現可能な方法であることを示しています。これは、市民が運営する都市農園にとって、地域内で発生する有機廃棄物を貴重な資源に変えるための実践的なヒントとなります。特に、限られたスペースでも導入できる小型ボックスの有効性や、堆肥の品質、そして住民や参加者への事前の教育の重要性は、都市農園が持続可能な循環型システムを構築する上で大いに参考になるでしょう。