データベース収録論文2017·Bangladesh
バングラデシュの密集した都市スラムで都市・近郊農業に従事するのは誰か?
Who engages in urban and peri-urban agriculture in the condensed urban slums of Bangladesh?
Haruka Yamashita, Akira Ishida
Journal of Development and Agricultural Economics
Urban Farm DB の要約
本研究は、バングラデシュの貧しい都市スラム居住者における都市・近郊農業(UPA)の意思決定に影響を与える要因を、二次的な世帯データを用いたロジット回帰モデルで特定しました。ジェソールでは、5歳未満の子どもがいない家族が多い世帯、貯蓄がある世帯、持ち家または家賃なしで住んでいる世帯、年間1~60日浸水がある世帯がUPAに従事する可能性が高いことが示されました。一方、トンギでは、持ち家または家賃なしで住んでいる世帯、居住期間が長い世帯、年間4ヶ月未満の浸水がある世帯、困難な時期に隣人に頼れる世帯がUPAに従事する可能性が高いことが示されました。これらの結果は、UPAへの関与に関連する制約要因が都市環境によって異なることを示唆しています。