データベース収録論文2014·Global
なぜ再生的持続可能性が必要なのか
– Why do we need regenerative sustainability?
Dominique Hes, Chrisna du Plessis
Urban Farm DB の要約
バイオミミクリー(生物模倣)とパーマカルチャーの概念を軸に、再生的持続可能性を論じた文章。ジャニン・ベニュスによるバイオミミクリーの定義(「生命の英知の意識的模倣」)を紹介し、1970年代にビル・モリソンとデイビッド・ホルムグレンが、エネルギー・資源が減少する世界への実践的・倫理的対応として共同開発したパーマカルチャーの概念を取り上げる。フィリップ・アッカーマン=ライストのいう「フードシェッドの再構築」、すなわちマルチスケールで強靭な食料システムの構築にパーマカルチャーが関わるとし、家庭菜園から都市フードフォレストまで、土壌生物のコミュニティから動植物の大規模コミュニティに至る異なるスケール間の関係性に言及する。またシンガポールのABCウォーターズ・プログラムが、雨水の濾過・集水を改善するため緑化屋根、垂直庭園、レインガーデンの活用を奨励していることを紹介している。