データベース収録論文2012·Australia
農薬の野生の生態:都市農業、制度的責任、シドニー・ホークスベリー=ネピアン川の生物多様性の将来
The Wild Life of Pesticides: urban agriculture, institutional responsibility, and the future of biodiversity in Sydney's Hawkesbury-Nepean River
R. Plant, Jeremy Walker, Scott Rayburg, J Gothe, Teresa Leung
Australian Geographer
Urban Farm DB の要約
オーストラリア・シドニーのホークスベリー・ネピアン川流域を対象に、都市の生鮮野菜市場に供給する小規模園芸農家による農薬使用が水域の生物多様性に与える影響を検討した研究。農業・水質・環境保護を所管する諸機関の関係者へのインタビューを実施し、大シドニー盆地における農薬ガバナンスの実効性を評価した。その結果、農薬汚染はほとんど測定・監視されておらず、いかなる機関の優先事項にもなっておらず、汚染は制御されていない状態にあることが明らかになった。研究は、公衆衛生、地域農業の長期的存続、河川の生態的健全性という目標は本来両立しうるにもかかわらず、これらが現在「組織化された無責任」の体制の下に置かれていると結論づけた。