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データベース収録論文2020·Japan

日本における都市化が農地区画規模と多角的農業活動に及ぼす影響:土地区画データベースに基づく分析

Effects of Urbanization on Farmland Size and Diversified Farm Activities in Japan: An Analysis Based on the Land Parcel Database

Yoshida S.

Land 9(9):315

Urban Farm DB の要約

東京・大阪都市圏の全国農地区画GISデータベースを用い、都市からの距離とスプロールが農地区画規模および直売・農業体験・環境配慮型農法などの多角的農業活動に与える相乗効果を、OLSおよびポアソン回帰で分析した。

主なポイント

  • 1東京および大阪都市圏の農地の50%以上が、人口集中地区(DIDs)の境界から4km以内に位置している。
  • 2人口集中地区(DIDs)からの距離が減少するにつれて、都市のスプロール現象は農地区画の規模と多角的農業活動により肯定的な影響を与える。
  • 3日本において都市近郊農業(PUA)がより広範に存在している。
  • 4都市近郊の農家は、高度にスプロール化した都市環境の多機能性を活用できる可能性がある。

抽出済みの事実データ

4

原典から抽出した数値・条件のみを構造化して記録しています(原文の文章は保存していません)。指標名・条件は原典に即した英語表記のままです。

  • 1,939,162

    parcel count(farmland parcel)

    政策n = 1,939,162
    region
    JP-Tokyo-metropolitan-area
    data
    nationwide-agricultural-land-parcel-GIS-database
  • 1,507,072

    parcel count(farmland parcel)

    政策n = 1,507,072
    region
    JP-Osaka-metropolitan-area
    data
    nationwide-agricultural-land-parcel-GIS-database
  • 50– %

    share within 4km of densely inhabited district(farmland parcel)

    政策
    region
    JP-Tokyo-and-Osaka-metropolitan-areas
    threshold
    within 4 km from DID boundaries
    note
    reported as more than 50%
  • more positive with decreasing distance from did 増加

    urban sprawl effect on parcel size and diversified activities(peri urban farmland)

    政策
    region
    JP-Tokyo-and-Osaka-metropolitan-areas
    study design
    OLS-and-poisson-regression
    activities
    direct-marketing; farming-experience; environmentally-friendly-practices

結論の向き

著者の結論を、論点ごとの「向き」だけコード化して記録しています。結論の文章そのものは原典で確認してください。

  • 土地の権利支持留保つき
  • 政策・ガバナンス支持留保つき

抄録・収録テキスト

OpenAlex

都市近郊農業(PUA)は、都市環境の持続可能性を向上させる多機能農業の一分野として広く認識されています。しかし、都市のスプロール現象は都市近郊農業に負と正の両方の影響を与え、日本におけるこの問題に関する研究は不十分です。本研究は、東京および大阪都市圏における農地区画の空間分布を明らかにし、都市からの距離と都市のスプロール現象が農地区画の規模および直売、農業体験、環境配慮型農法などの多角的農業活動に与える相乗効果を探ることを目的としました。全国農地区画GISデータベース(東京都市圏=1,939,162区画、大阪都市圏=1,507,072区画)を用いて、農地の位置を特定し、都市のスプロール範囲を算出するためにOLSおよびポアソン回帰分析が使用されました。結果として、対象地域の農地の50%以上が人口集中地区(DIDs)の境界から4km以内に位置していることが明らかになりました。さらに、DIDsからの距離が減少するにつれて、都市のスプロール現象は農地区画の規模と多角的農業活動により肯定的な影響を与えることが示されました。これらの知見は、日本においてPUAがより広範に存在し、都市近郊の農家が高度にスプロール化した都市環境の多機能性を活用できる可能性を示唆しています。

アーバンファームとの関係

この研究は、都市近郊の農地が都市の中心部に非常に近い場所に多く存在し、都市のスプロールが農地の規模拡大や直売、農業体験などの多角的な活動に良い影響を与えることを示しています。これは、市民が都市型農園を始める際、都市の拡大を単なる脅威と捉えるだけでなく、多様な活動を展開する機会として捉えられる可能性を示唆しています。例えば、都市の近くで農園を運営することで、消費者に直接アクセスしやすくなり、体験イベントなどを通じて地域社会とのつながりを深めることができるかもしれません。