研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
テーマ
批判的・否定的知見
67 件(2 / 3)
アメリカの都市における緑化と白人性の3つの歴史
2021James J. Connolly, Isabelle Anguelovski · Frontiers in Ecology and Evolution · United States
米国の9都市を対象に、1975年から2014年までの緑化(公園、コミュニティガーデンなど)の歴史的傾向と、白人および非白人住民の集中度との関係を状態シーケンス分析で調査しました。結果として、都市レベルの成長軌道によって緑化と人種・民族の関係が異なることが判明しました。戦後継続的に高い成長を遂げた都市では、緑化の増加と白人人口の集中との間に最も強い関連性が見られ、一方、縮小または断続的な成長パターンを持つ都市では、非白人地域では一様に低いレベルの緑化が主に近年発生していました。
公平性・立ち退きコミュニティ政策健康都市農家の土地の不公正:ダルエスサラーム市における土地開発プロジェクトが農業に与える影響の評価
2021Mkwela Hawa · Journal of Geography and Regional Planning · Tanzania
タンザニアのダルエスサラーム市郊外ムブウェニ・ムピジを事例に、都市農家が直面する土地の不公正を質的アプローチで調査しました。研究結果は、農家が土地の不安定性、劣悪な土地権利、非公式な土地利用、他の土地利用者との激しい競争、土地の質の低下、農地の絶え間ない減少により、常に圧力を受けていることを示しました。これらの要因は、都市農業に完全に依存する人々の食料安全保障、社会的地位、収入といった日々の生活に悪影響を与えています。
公平性・立ち退き政策経済食料主権・社会正義コミュニティ「外にはまだホラービデオ」
2021Friederike Reents · Publication Server of the Catholic University Eichstätt-Ingolstadt (Catholic University of Eichstätt-Ingolstadt) · Germany
本稿は、トーマス・クリングの詩「geschrebertes idyll, für mike feser」を「新しい自然詩」における「貸し農園の牧歌」として分析している。クリングは牧歌のジャンルに巧みに取り組み、生態学的、社会的、メディア的、歴史的批判を展開しているものの、本研究は彼が明らかに家父長的な自己像を提示しており、現代の読者には受け入れられにくいであろうと結論付けている。
公平性・立ち退きコミュニティ政策気候変動都市の自然のネオリベラル化プロセスにおける言説的ツールおよび争われる実践としての自然ベースの解決策
2020Panagiota Kotsila, Isabelle Anguelovski, Francesc Baró, Johannes Langemeyer, Filka Sekulova, James J. Connolly · Environment and Planning E Nature and Space · Spain (Barcelona)
この論文は、自然ベースの解決策(NBS)が自然のネオリベラル化プロセスを招く言説的ツールとして機能することを分析し、スペインのバルセロナにおける2つのプロジェクト、パセイグ・デ・サン・ジョアンのグリーンコリドーとエスパイ・ヘルマニテスのコミュニティガーデンを検証しました。研究は、都市の自然が広範な社会生態学的利益を犠牲にして、エリート経済主体に奉仕する可能性があることを発見しました。また、ネオリベラリズムとその対抗に関する結果は、異なるガバナンス形態のために2つのプロジェクト間で非常に異なっていたと指摘しました。
公平性・立ち退きコミュニティ政策食料主権・社会正義都市農村連携コロンビア、メデジンにおける都市と農村の境界の領域化:社会生態学的集合体と混乱
2020Colleen Hammelman, Alexis Saenz-Montoya · Journal of Latin American geography · Colombia (Medellín)
コロンビアのメデジンでは、都市を変革することを目的とした地方政府による大規模インフラプロジェクトが、新自由主義的な持続可能性アジェンダに貢献してきた。自給自足の都市農業に従事する避難民とのコミュニティ会議(2015-2017年)からのデータは、これらのプロジェクトが新たに価値付けられた「自然」の共有地から周縁化された住民を排除していることを明らかにした。この領域化戦略は、承認されたアクターを都市境界内に組み込む一方で、力の弱い住民から都市への権利を奪うことで、周辺空間を管理している。
公平性・立ち退き都市農村連携コミュニティ政策福祉人種資本主義と暫定的な共有地
2020Rachael Baker · · United States (Detroit)
デトロイトの空き地での農業は、1970年代から荒廃地の削減と食料栽培のために利用され、Farm-a-Lotのようなイニシアチブによって支援されてきました。しかし、2015年には市長室がデトロイトの東ポーレタウン地区にある市有地40エーカーを営利目的の都市農業事業に直接譲渡し、資源の公平な分配に関する懸念が生じました。
公平性・立ち退きコミュニティ政策経済食料主権・社会正義エチオピアにおける都市開発と準都市農村コミュニティの生計との経済的関連性(政策と実践)
2020Idris Mohammed, Abdella Kosa, Nuredin Juhar · Agricultural and Food Economics · Ethiopia
本研究は、エチオピアにおける都市開発と準都市農村コミュニティの生計との経済的関連性を、現在の実践と政策に焦点を当てて評価しました。アマラ州の5つの自治体で、30人の自治体職員と200人の立ち退きを経験した準都市農家からデータが収集されました。調査結果は、再開発のための準都市農家の先住地からの継続的な立ち退きが彼らの生計に悪影響を与え、重大な公平性の問題があることを示しています。都市拡大に寄与する要因には、経済政策改革、民間投資家へのインセンティブ、公共部門プロジェクトがあり、政策の限界と自治体の介入不足によってさらに悪化しています。
公平性・立ち退き近郊農業経済政策食料主権・社会正義8. 多様な政治、困難な矛盾:ジェントリフィケーションとサンフランシスコ都市農業アライアンス
2020Michelle Glowa, Antonio Roman-Alcalá · New York University Press eBooks · United States (California)
本章は、サンフランシスコ都市農業アライアンスを検証し、その構成、起源、そして新自由主義的都市化の緊張と限界にどのように直面してきたかを分析している。個人的な経験と研究に基づき、正義を重視する都市農業運動は、広範な政治経済的変化の影響を受けやすく、既存の新自由主義的および開発推進的な政治的軌道やプロジェクトに容易に吸収される可能性があると提唱している。これは、公平性に関する重要な知見と、都市農業がジェントリフィケーションに抵抗する上で直面する課題を示している。
公平性・立ち退き政策経済コミュニティ食料主権・社会正義ベルリンにおけるジェントリフィケーションと都市菜園:テンペルホーフ飛行場とプリンツェシンネンガルテンからの考察
2020Sara Giovansana, Giacomo Zanolin · Geography Notebooks · Germany (Berlin)
この研究は、ベルリンの都市創造性を検証し、テンペルホーフ飛行場とプリンツェシンネンガルテンの都市菜園に焦点を当てています。現地調査に基づき、ジェントリフィケーションに関連するクリエイティブクラスの取り組みの可能性について考察しています。本研究は、ベルリンのグリーン体験を都市の変化の兆候の一つとして概説することを目的としています。
公平性・立ち退きコミュニティ政策経済「都市農業はハイテク化している」
2019Michael Carolan · Journal of the American Planning Association · United States
2019年の本研究は、デンバー、ニューヨーク、サンフランシスコでの82件のインタビューに基づき、伝統的な都市農業とデジタル都市農業が土地利用とジェントリフィケーションに関してどのように収束し、分岐するかを調査した。デジタルおよび伝統的な都市農業システムの両方が、ジェントリフィケーションと不公平な土地利用パターンに関連していることが判明した。デジタル都市農業システムは規制のグレーゾーンで運用されており、その「デジタル」な側面は、伝統的な都市農業よりも多くのゾーニング許可を得るために利用されている。
公平性・立ち退きデジタル農業経済政策コミュニティアンジャー、最後のフロンティア:オルタナティブフード運動における代表性とジェントリフィケーション
2019Giszell Dymond Weather · Carolina Digital Repository (University of North Carolina at Chapel Hill) · United States
主に黒人居住者が住むイースト・ダーラムにあるアンジャー・アベニュー・ネイバーフッド・ファームに関する7ヶ月間の調査では、黒人住民が農園活動にほとんど参加していないことが判明した。参加観察、インタビュー、フードシステム研究に基づいたこの研究は、都市農業とジェントリフィケーションの関係を理論化し、公平な地域フードプロジェクトが持続可能であるためには、地元の黒人住民の文化と歴史を積極的に取り入れる必要があると主張している。
公平性・立ち退きコミュニティ経済政策タンザニアの女性が直面する貧困緩和における都市農業の役割:レビュー
2019Emmanuel Patroba Mhache, Elna Lyamuya · Huria Journal of the Open University of Tanzania · Tanzania (Dar es Salaam)
タンザニアのダルエスサラーム地域における女性の貧困緩和における都市農業の役割を調査したレビュー論文である。女性の都市農業への参加は食料安全保障に貢献し、家計収入を増やし(月平均純収入58,356.2タンザニアシリング)、雇用を創出し、貧困を削減することが示された。しかし、女性の都市農業への関与には、市場の不備、水不足、土地不足、種子の入手困難、資金不足、政府支援の欠如、粗末な農具、灌漑用水ポンプの不足、劣悪な貯蔵施設、農業普及サービスの不足など、多くの制約が存在する。
公平性・立ち退き福祉経済生物多様性気候変動政策ヨーロッパにおける都市菜園と公正な空間利用の探求
2019Chiara Certomà, Martin Sondermann, Susan Noori · Manchester University Press eBooks · Europe
本章は、都市菜園と社会空間的正義の関係を批判的に分析し、都市菜園の実践が社会空間的不公正に対処できるかを探る。都市菜園は、都市のガバナンスと計画における見えにくい側面を指摘し、空間における利益と負担の不平等な分配に対する権力、支配、抵抗の異なる形態を明らかにする。この分析は、都市空間の構成における矛盾と、物質的、政治的、社会的な排除、不公平、不平等の影響を緩和する能力に疑問を呈している。
公平性・立ち退きコミュニティ政策福祉食料主権・社会正義都市菜園の予見される未来
2019Efrat Eizenberg · Manchester University Press eBooks · Global
本最終章は、都市菜園に関する文献が、その変革的潜在力に着目する熱心なアプローチと、それをグリーンウォッシュや新自由主義的開発の一戦略と分析する批判的アプローチという、時に正反対の概念化をしていることを概観しています。本章は、都市菜園の理解におけるこのギャップに、本書の各章がどのように対処し、どのような解決策と新たな方向性を提供しているかを論じています。都市菜園は、グリーンウォッシュや新自由主義的開発の一戦略として分析されることがあると述べられています。
公平性・立ち退きコミュニティ政策食料主権・社会正義多機能景観における食料生産とジェンダー関係:文献レビュー
2019Lisa Westholm, Madelene Ostwald · Agroforestry Systems · Africa, Asia, Latin America
アフリカ、アジア、ラテンアメリカにおける104の科学論文を対象としたこの文献レビューは、多機能な土地利用システムにおける食料生産とジェンダー関係を調査しました。レビューの結果、女性の食料安全保障機会に対する景観の多機能性の具体的な役割は、科学文献で明示的に研究されることが稀であることが判明しました。また、女性が管理する製品は二次的で市場から遠いことが多く、政策立案者に見過ごされるリスクがあり、その価値を高める努力は、強力なアクターが利益を奪う場合、女性のエンパワーメントに悪影響を与える可能性があることも示されました。
公平性・立ち退き福祉食料主権・社会正義経済政策都市菜園は幸福と公正な自由の源か?英国とアイルランドにおけるケイパビリティ・アプローチに基づく分析
2019Alma Clavin · Manchester University Press eBooks · United Kingdom
英国とアイルランドの5つのコミュニティガーデンを対象に、質的・視覚的手法とアマルティア・センのケイパビリティ・アプローチを用いて、人間の主体性と生態学的持続可能性を高める可能性を調査しました。肯定的な主体性と幸福の利益が観察された一方で、これらの庭園は政治的自由を真に高め、非対称な力関係を克服する能力が限られていることが判明しました。この研究は、これらの取り組みが、土地保有の不安定さという継続的な問題とともに、持続不可能で不均等な開発という新自由主義的形態を永続させる可能性があることを示唆しています。
公平性・立ち退きコミュニティ健康政策食料主権・社会正義気候変動ブラウンフィールドからグリーンフィールドへ:環境正義対環境ジェントリフィケーション
2018Juliana Maantay, Andrew Maroko · International Journal of Environmental Research and Public Health · United States (New York City)
本研究は、ニューヨーク州ブルックリンを事例に、低所得地域のコミュニティガーデンへの近接がジェントリフィケーションの可能性増加と関連しているかを調査した。GISと空間分析を用いて、コミュニティガーデンへの近接が5年間で一人当たり所得の有意な増加と関連していることが示唆された。これは、コミュニティガーデンなどの環境改善が逆説的にジェントリフィケーションと既存の低所得住民の立ち退きを促進する可能性があり、環境正義に関する懸念を引き起こすことを示している。
公平性・立ち退きコミュニティ経済政策福祉都市コミュニティガーデン、コモンズ、そして社会再生産:シルヴィア・フェデリッチの『ゼロ地点の革命』を再考する
2018Salvatore Engel‐Di Mauro · Gender Place & Culture · Global
本研究は、都市コミュニティガーデンの政治的潜在力に関する2つの懸念を議論し、注意を促している。都市コミュニティガーデン内のコミュニティは反動的で資本主義に友好的である可能性があり、それが主に女性の労働である限り、社会再生産の集団化を妨げる可能性があると指摘している。さらに、主に女性、有色人種、高齢者である都市の庭師は、有毒物質への曝露や健康影響による介護労働の必要性の増加に直面する可能性がある。
公平性・立ち退きコミュニティ政策健康経済ナイジェリア、イバダンにおける都市農業用地へのアクセス
2018Bolanle Wahab, Ayobami Abayomi Popoola, Hangwelani Hope Magidimisha · PLANNING MALAYSIA · Nigeria (Ibadan)
ナイジェリアのイバダンにおける都市農家の土地へのアクセスと、地方計画当局の土地配分活動を、244人の都市農家へのアンケートと主要情報提供者へのインタビューで調査した。急速で無計画な都市成長が農家の土地アクセスを制限しており、30%以上の農家が家族の土地で、17%が氾濫原や送電線下の空き地で耕作していた。土地の利用可能性の欠如、資金、土地所有制度が主要な障壁として特定された。
公平性・立ち退き政策経済コミュニティ都市農村連携オレゴン州ポートランドにおける都市農業、不均一な発展、およびジェントリフィケーション
2018Brian Elliott · Environmental Ethics · United States
本稿は、オレゴン州ポートランドの繁栄する都市農業が、持続可能性の評判にもかかわらず、先進的な新自由主義的都市ガバナンスに対する抵抗運動ではなく、その補完物として見なされるべきだと主張する。都市農業の社会的持続可能性が未解決の問題であるとする最近のケーススタディを批判し、この見解は批判的都市地理学の視点を欠いていると断言する。本研究は、ポートランドの都市農業が全体として、不均一な発展とジェントリフィケーションに寄与していると結論付けている。
公平性・立ち退きコミュニティCSA・提携政策経済良い庭師と悪い植物:コミュニティガーデンにおける健康の統治
2017Virginia Webb · New Zealand sociology · New Zealand (Palmerston North)
ニュージーランドのパーマストンノースにあるコミュニティガーデンでの本研究は、タバコ栽培に関する規範と権力関係をめぐる闘争を調査しました。庭園のヒエラルキーがタバコ栽培に関する代替的な視点を受け入れることに消極的であったことは、人種と階級に関する問題のある政治を明らかにし、健康の概念が社会的統制の基盤となり得ることを示しました。この消極性は、庭園が社会階層を破壊する可能性が実現されていないことを意味しました。
公平性・立ち退きコミュニティ健康政策ダン・カーモディ
2017· Policy Press eBooks · United States (Detroit)
デトロイトのイースタン・マーケット・コーポレーション社長であるダン・カーモディ氏は、市場の歴史とデトロイト市における食料アクセスへの重要性について語りました。彼は、都市農業の役割と、市場に大きな影響を与える可能性のある新たなジェントリフィケーションの波について議論しました。
公平性・立ち退き食料主権・社会正義経済政策コミュニティ一つの近隣庭園、二つのコミュニティ:ケーススタディ
2016E.J. Veen, Petra Derkzen, B.B. Bock, A.J. de Visser, J.S.C. Wiskerke · Sociologie · Netherlands
オランダのコミュニティガーデンを対象としたこのケーススタディでは、3つの異なるグループが利用する庭園において、形成されるコミュニティが単一ではなく、複雑で多様であることが判明しました。庭園は2つのグループにとって交流の場となり、内部の結束を強化しましたが、両グループは居住地に基づいて人々を「私たち」と「彼ら」に分類しました。これにより彼らの社会的アイデンティティが強化され、庭園の所有権をめぐる争いが生じ、共有された存在が必ずしも社会的距離を縮めることにはつながらないことが示されました。
公平性・立ち退きコミュニティ政策健康コミュニティガーデニング:主体性、空間、そして正義を育む
2016Jennifer L. Barron · Local Environment · Global
本稿は、新自由主義的な民営化、国家起業家精神、権限委譲のプロセスがコミュニティガーデンとどのように交差するかを探求した。特定の特性と方向性を持つガーデンは、新自由主義に抵抗するのに役立つと論じた。これには、生産者、市民、活動家の主体性の育成、共有された生活空間の使用価値の向上、非私有空間へのコミュニティアクセスを通じた空間的正義の推進、非商品化された食料入手手段を通じた食料正義が含まれる。
公平性・立ち退きコミュニティ食料主権・社会正義経済政策語り手たち
2016Starecheski, Amy · · United States (New York City)
本章は、ニューヨーク市サウスブロンクスにおける不法占拠、都市ホームステッド、コミュニティガーデン活動の研究を通じて、価値、都市市民権、都市空間への主張、特に財産権の争われた性質を検証している。新自由主義的な都市において、不法占拠者のイニシアチブが新自由主義的な民営化に異議を唱えつつも、個人の責任という言説に利用されうることを強調している。本研究は、不法占拠者が労働と市民権に基づいて都市への権利を主張し、借金と住宅所有の社会的意味が再交渉される時代において、歴史と財産権を用いて都市における彼らの存在を再定義した方法を探求している。
公平性・立ち退きコミュニティ政策食料主権・社会正義