研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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アフリカ都市における都市緑地の褐色空間開発への転換:ガーナ、グレーターアクラ首都圏からの証拠
2025Alex Barimah Owusu, Collins Adjei Mensah, Clement Kwang, Gerald Albert Baeribameng Yiran, Ronald Reagan Gyimah, Dominic Edem Hotor, Princella Ofori Darko · International Planning Studies · Ghana
本論文は、1991年から2021年までのガーナ、アクラにおける都市化に伴う緑地の褐色空間への転換をLandsat衛星画像を用いて分析しました。褐色地域は1991年の24.5%から2021年には81%に増加し、同時期に緑地は75.5%から19%に減少しました。この研究は、都市化により緑地が大幅に減少したことを明らかにしています。
環境負荷のトレードオフ政策都市農村連携生物多様性伝統的な食文化の復活
2025Jeffery W Bentley, Paul Van Mele · CABI eBooks · Global
本研究は、伝統的な食文化を復活させることを目的としたコミュニティ参加のいくつかの世界的事例を提示しています。エジプトでは、NGO Nawayaが料理遺産を保存することで農村女性をケータリング業者として育成し、ペルーの学校では学校菜園を通じて地域の知識と生物多様性をカリキュラムに統合しています。フランスのLa Tabléeイベントは有機農家と消費者を結びつけ、ボリビアのAGRECOL Andesは小規模農家が低所得コミュニティに手頃な価格の有機農産物を販売できるよう支援しています。これらの事例は、伝統的な食文化を活性化させる上でのコミュニティ参加の可能性を強調しています。
食育コミュニティ食料主権・社会正義都市農村連携統合型排水路式魚類養殖と都市・近郊農業システム
2025Mokhdum Azam Mashrafi, Mokhdum Azam Mashrafi · Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research) · Global
このプロジェクトは、都市、町、村、高速道路、農業地帯内およびその周辺で、魚類養殖、野菜栽培、果樹園芸、動物飼育のための統合された環境に優しいシステムを確立することを目的としています。このシステムは、排水路型人工湖、囲われた養殖ユニット、水リサイクル機構、気候制御方法、省エネ技術を利用し、困難な環境でも高い生産性を確保します。プロジェクトは食料安全保障、都市の持続可能性、若者の雇用、環境保護、効率的な土地利用を重視しています。
食料主権・社会正義都市農村連携近郊農業気候変動経済都市化が土壌浸食に与える影響の推定:世界的な比較分析と米国フェニックスの事例研究
2025Ara Jeong, Dylan S. Connor, Ronald I. Dorn, Yeong Bae Seong · Land · Global
本研究は、現代の浸食データと宇宙線生成核種10Be分析を用いて、世界の都市における都市化が土壌浸食に与える影響をモデル化した。その結果、年間平均降水量が1500mm未満の環境では都市化が土壌浸食を約7~19倍加速させ、より湿潤な都市中心部では23~72倍加速させることが明らかになった。米国フェニックスにおける1世紀にわたる都市拡大は土壌浸食を約12倍加速させ、都市土壌浸食サイクル理論を裏付けている。
環境負荷のトレードオフ気候変動都市農村連携都市におけるブエン・ビビール(良き生活)のための空間?ボゴタにおける都市アグロエコロジーと脱植民地化プロセス
2025Birgit Hoinle · Global Environment · Colombia (Bogotá)
本研究は、コロンビアのボゴタにおける都市空間でのブエン・ビビール(良き生活)の関連性と、都市菜園におけるその実践的側面を探求しました。参加型アクションリサーチに触発された18ヶ月間のフィールドワークに基づき、都市アグロエコロジーの取り組みが都市内でブエン・ビビールの空間をどのように創出するかを示しています。この研究は、都市菜園が自然と社会のバランスの取れた関係に貢献し、都市空間を脱植民地化するプロジェクトの可能性と限界について議論しています。
コミュニティ食料主権・社会正義政策都市農村連携ネパールにおける農業の不確実な未来への対応:食料システム変化の要因と緊急の介入の必要性
2025Sudan Prasad Uprety, Tobin Hindle · Himalayan Biodiversity · Nepal
ネパールのチトワン、ダディン、ラスワの3地区の245人の回答者を対象とした調査により、食料システム変化の主な要因が明らかになった。これらの要因には、農業労働力の不足、政府支援の欠如、野生生物による作物被害、土地の放棄、職業の変化が含まれる。また、農村から都市への移住の増加、気候変動、市場へのアクセス改善、加工食品の利用可能性も主要な要因として挙げられた。
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食料安全保障と都市化の書誌計量分析:洞察と示唆
2025Yujun Wei, Xiaokun Wei, Zhonghua Ye, Jie Fan · Frontiers in Sustainable Cities · Global
本研究は、食料安全保障と都市化(FSU)の交差点における包括的な書誌計量分析を実施した。統計分析、共起語分析、ソーシャルネットワーク分析を用いて、FSU研究の知的景観とグローバルな共同研究ネットワークをマッピングした。米国と中国からの貢献が支配的であり、都市化と食料安全保障研究の間に断絶があることが主要な観察結果として示された。都市化が食料安全保障に与える影響は先進国と発展途上国で異なり、都市農業や社会経済的レジリエンスといった学際的なテーマが浮上している。
食料主権・社会正義都市農村連携経済気候変動マイクログリーンに関する包括的なレビュー:栄養価、栽培、健康上の利点、および将来の展望
2025Aditi Sagar, Deepak Lall, Unnati Singh · International Journal of Advanced Biochemistry Research · Global
このレビューは、マイクログリーンの栄養プロファイル、栽培技術、健康上の利点、用途、課題、および将来の方向性を探ります。抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、フェノール性物質などの化合物により、人間の健康を促進する可能性を強調し、持続可能な農業、都市農業、食品産業におけるその役割を論じています。本稿はまた、マイクログリーンの栄養特性、スプラウトとの比較、潜在的な生理活性化合物、および栽培、収穫、マーケティング、展望に関連する側面についても概説します。
健康都市農村連携食育気候変動OECD諸国における土壌ベースの都市および近郊農業企業の経済的持続可能性と存続可能性に影響を与える要因:スコーピングレビュー
2025S. Pickles, Anita Stefoska‐Needham, Karen Charlton · Renewable Agriculture and Food Systems · Global
このスコーピングレビューは、OECD加盟国の都市および近郊地域にある土壌ベースの商業農場の経済的持続可能性と存続可能性に影響を与える要因を特定するために実施された。PRISMA ScR手法に従い、4つの科学データベースから170の適格な記事が特定された。このレビューは、OECD諸国の多くの土壌ベースの都市農場が経済的持続可能性または組織的存続可能性の達成に苦慮していることを発見した。
事業採算・継続性経済都市農村連携近郊農業「都市に(を)植える」
2025Меглена Златкова · Семинар_BG · Bulgaria (Plovdiv)
この記事は、ブルガリアのポスト社会主義都市における居住実践としての都市ガーデニングを、プロブディフのトラキア住宅地区での長期人類学的研究に基づいて分析している。都市空間の管理、所有、規制の変化する体制の下で、ブロック間の庭園や周辺の「牧場」庭園がどのように維持、変容、継承されるかを考察する。都市ガーデニングは、都市に根付くための持続可能なメカニズムであり、ポスト社会主義的な居住形態と公共空間の交渉を理解するための鍵として解釈される。
コミュニティ政策都市農村連携食料システムのギャップ、重複、および政治生態学
2025Paul Β. Thompson · · Global
本章は、食料システム内における持続可能性や農村地域の政治的利益といった問題に関する連携の可能性を探ります。原型は異なる優先順位を設定するものの、一般的に解決不可能な非互換性を含まず、政策イニシアチブや技術革新への支持または反対において連携の機会があります。持続可能な集約化、農村のレジリエンス、都市農業は、食料および繊維製品の生産と流通に道徳的に固有なものはないという技術的近代化の前提に異議を唱えます。
政策食料主権・社会正義都市農村連携農夫、美食家、そしてシェフ:理想の食事を求めて。ダニエル・J・フィリッポン著
2025Hal Crimmel · ISLE Interdisciplinary Studies in Literature and Environment · Global
ダニエル・フィリッポン氏の最新著書は、持続可能な食品の生産、加工、消費を考察しており、農業作家ウェンデル・ベリー、イタリアのスローフード提唱者カルロ・ペトリーニ、シェフで作家のアリス・ウォーターズの多作な作品に焦点を当てています。この本は、「これらの3人の著者の作品に代表されるノンフィクションが、持続可能な食料運動をどのように形成したか」という中心的な問いを探求しています。フィリッポン氏がウィスコンシン州のCSA農場でボランティア活動を行った経験が、ベリー氏の農業実践に関するアイデアを考察する文脈を提供しています。
CSA・提携食料主権・社会正義都市農村連携ンコンサンバの市立食肉処理場からの廃棄物が植物多様性に与える影響(カメルーン・リトラル地方)
2025Yanick Borel Kamga Valerie Njitat Tsama* · Journal of Biodiversity and Environmental Sciences (JBES) · Cameroon (Nkongsamba)
カメルーンのンコンサンバにある市立食肉処理場からの未処理廃棄物が植生に与える影響を評価するため、食肉処理場の上下流および近隣の3つの地点で植物相調査を実施した。各地点に100 m2の方形区を25箇所設置し、合計105種、79属、41科の植物が記録された。下流地点で最も種多様性が高く、81種、70属、35科が確認されたが、これらの結果は、Commelina benghalensisやTithonia diversifoliaなどの攪乱地植物や汚染バイオインディケーターの優占を示しており、植物環境の生態学的攪乱を反映している。
環境負荷のトレードオフコンポスト有機資源循環都市農村連携都市アフリカの食料システム:家計の食料公平性とレジリエンスにおける課題と機会
2025Corrie Hannah, Jordan Blekking, Julia Davies, Jane Battersby, Allan Chilenga, Dorcas Kabuya, Percy Toriro · Ecology and Society · Zambia
本実証研究は、2019年、2020年、2021年の世帯調査データを用いて、COVID-19パンデミックがザンビアの14都市における都市食料システム(UFS)にどのように影響したかを調査しました。記述的および回帰分析により、都市農業を含む世帯の食料調達方法が評価されました。多様な社会経済的四分位の世帯は、食料安全保障を維持する上で同様の課題に直面しましたが、能力と利用可能な資源に応じて異なる方法で対処しており、公平な結果が得られていないことが示されました。小規模で遠隔地の都市の世帯は露天市場、行商人、都市農業から食料を調達する傾向があり、より接続された都市の世帯は地元の店から食料を購入しました。
公平性・立ち退き食料主権・社会正義都市農村連携経済気候変動コミュニティ持続可能な未来のための栄養パラダイムの再定義:調和のとれた共存のための接点
2025Daniel Borer, Daniel Fuller, Manjit Singh Sandhu, Duy‐Tung Bui · Social Responsibility Journal · Global
本概念論文は、世界の食料システムにおける人間の栄養、環境持続可能性、動物福祉、および広範な社会考慮事項を統合する学際的な枠組みであるパンセントリック栄養パラダイムを導入する。持続可能な食料システムのための4つの戦略として、都市農業とアグロズーの導入、肉の炭素税(CO2e 1kgあたり0.10ユーロ)の導入、ダチョウ飼育の推進、および政策経路の開発を特定している。本研究は、パンセントリックアプローチが食料システム内の競合する利益を調和させる可能性を示唆している。
健康気候変動食料主権・社会正義都市農村連携携帯型X線蛍光分析装置を用いた都市土壌汚染分析ツールとしての精度、正確性、実用性
2025E.N. Jenkins, John M. Galbraith, Anna Paltseva · SOIL · Global
本研究は、都市土壌中の重金属汚染分析における携帯型X線蛍光分析装置(PXRF)の精度、正確性、実用性を評価するため、84件の文献レビューを実施した。都市土壌は鉛、ヒ素などの重金属汚染に直面しており、PXRFは適切な校正により信頼性の高い精度を達成できることが示された。PXRFは、都市土壌汚染を評価するための実用的な方法として有効である。
汚染・食品安全健康都市農村連携バイオエコノミーと持続可能な農業成長を強化する水耕栽培システムの統合の解明
2025Anwesha Chatterjee, Proma Ghosh, Bastian Winkler, V Vijayaragavan, Sanjit Debnath, Jedrzej Cichocki, Marielle Trenkner, Bilitis Vanicela, Christoph Riethmueller, Monte Walz, Suhrid Chandra, Harshata Pal · Scientia Horticulturae · Global
本レビューは、バイオエコノミーと持続可能な農業成長を強化する水耕栽培システムの統合について探求した。水耕栽培は、高い資源利用効率と土地利用効率により、都市農業において有望なアプローチであり、土壌栽培と比較して少ない水、栄養素、農薬で高品質な生鮮食品を年間を通じて生産できる。最近の研究は、屋内栽培におけるバイオフォート化のための作物生理学の理解深化や、都市廃水処理の統合による栄養素と水の回収に焦点を当てている。
DIY・自作都市農村連携気候変動商業都市農業ビジネスモデル戦略:都市近接性と価値提案の選択
2025M.M. Rasmuna, VGR Chandran, Keshminder J.S. · PLANNING MALAYSIA · Malaysia
本研究は、マレーシアにおける商業都市農業(CUA)モデルの持続可能性を理解するため、ビジネスモデルキャンバスを用いて分析しました。調査の結果、マレーシアのCUAは主に低コストの専門化、差別化、多様化戦略を採用しており、これにはオーガニックブランド化や富裕層をターゲットとすることが含まれます。都市農園はまた、教育プログラム、食体験、レジャー活動を通じて収益を多様化しています。農園の地理的位置(都市内か都市近郊か)と価値提案戦略との間に直接的な関連性が確立され、CUAの成功における空間計画の重要性が示されました。
経済都市農村連携食育都市と農村の境界における空間的機会:都市の成長、食料生産、生態系のバランス
2025Marcus Robinson, Jacky Bowring, Shannon Davis, Sarah Edwards · Landscape Research · Global
この物語的レビューは、都市と農村の境界における都市の拡大が、生産的な農地、生物多様性、および生態系サービスの喪失を促進していることを探求しました。レビューは、これらの競合する利益が空間的にどのように交渉され得るかを検討し、多機能グリーンインフラが都市と農村の連続体全体で食料生産と生態学的機能の両方を統合する役割を強調しました。
環境負荷のトレードオフ近郊農業都市農村連携生物多様性気候変動政策都市の端の庭園
2025Mattias Öbrink, Maria Paring · META – Historiskarkeologisk tidskrift · Sweden (Gothenburg)
本稿は、1473年から1624年まで存在したスウェーデン(ヨーテボリ)のニャ・レドーセの最南端で発掘された地域を紹介する。2022年から2023年にかけて行われた発掘調査では、町の密集した北部とは対照的に、家屋が少なく庭園が複数ある地域が明らかになった。この地域は、町の食料供給源と将来の開発のための土地予備地の両方であった可能性があり、本稿は、耕作された土壌自体や土地の分割と利用方法の研究を含む、都市型ガーデニング研究における可能性と課題について考察する。
都市農村連携政策樹種が土壌の不均一性を克服し、都市果樹園の土壌マイクロバイオームとメタボロームを形成する
2025Emoke Dalma Kovacs, Melinda Haydee Kovacs · Horticulturae · Romania (Cluj-Napoca)
ルーマニアのクルージュ=ナポカにある都市果樹園で行われたこの研究では、5種類のPrunus属の樹種と土壌深度(0~30cm)が微生物の多様性とメタボロームのシグネチャにどのように影響するかを、225の土壌サンプルを用いて調査しました。その結果、土壌微生物の多様性には樹種固有の顕著な影響があり、細菌バイオマーカーが優勢で、アンズの木の土壌が最も高い微生物活性を示しました。メタボローム分析では247の異なる代謝物が特定され、スミミザクラは独特の有機酸プロファイルを示し、サクラは特徴的なキノン蓄積を示し、深度も微生物群集と代謝物組成に影響を与えていることが明らかになりました。
生物多様性有機資源循環都市農村連携都市景観における夜行性および昼行性受粉昆虫の減少要因
2025Emilie E. Ellis, S. Campbell, Jill L. Edmondson · Proceedings of the Royal Society B Biological Sciences · Global
3都市の都市園芸地(貸し農園)における大規模な評価により、都市化勾配に沿ってハチ、ハナアブ、夜行性ガの種多様性が最大43%減少していることが判明しました。これらの減少は、樹冠や半自然生息地の減少といった分類群固有の景観変化によって引き起こされています。ハチと比較して、ガとハナアブは都市化に特に敏感であり、都市景観において広範囲の送粉者が脅威にさらされていることを示しています。
環境負荷のトレードオフ生物多様性送粉者・ミツバチ気候変動都市農村連携コロンビア、シエラネバダ・デ・サンタマルタにおける土地利用に関連する大型無脊椎動物群集構造の変化
2025Cristian Granados Martínez, Meyer Guevara-Mora, Eugenia López‐López, José Rincón Ramírez · Water · Colombia
本研究は、2021年1月から3月の乾季に、コロンビアのランチェリア川における水生大型無脊椎動物群集構造を、保全地域、都市/農業地域、鉱業影響地域の3つの土地利用条件で評価した。都市/農業地域は最も低い多様性(35属)を示し、攪乱耐性種、特にMelanoidesによって特徴づけられた。土地利用タイプは群集構造の主要な駆動要因であり、その純粋な効果は24.1%で、物理的・化学的変数や土地被覆特性を上回った。
環境負荷のトレードオフ生物多様性都市農村連携山岳地域と都市を結ぶCSAにおける近接性の共同構築——スイスの事例
2025Sarah Steinegger, Nora Katharina Faltmann · Journal of Political Ecology · Global
スイスの山岳地域と都市部の消費者を結ぶCSA(地域支援型農業)の取り組みを対象とした質的研究(Journal of Political Ecology、2025年)は、地理的な距離があるにもかかわらず、消費者と農家の間の制度的・組織的・認知的・社会的・経験的な近接性を検証した。消費者と農家は近接性の構築に課題を抱えていることが分かったが、農作業やイベントを通じた経験の共有、そしてCSA運営の改善と関係強化への参加者の意欲が、近接性を築く継続的なプロセスに寄与していた。
CSA・提携都市農村連携サヘルのニアメ市第5コミューンにおける都市部トウジンビエ農家の気候変動認識と適応戦略
2025Lafia N' Gobi GM, Moussa S, Falalou H, Degla P · Scientific Reports · ニジェール・ニアメ市(サヘル)
サヘルの首都ニアメの第5コミューンで、市内でトウジンビエを育てる農家150人(40歳以上)を対象に、気候変動をどう認識し、どう適応してきたかを調べた研究。著者らは「気候研究の多くはより広い農業システムに向いており、この地域の都市農家はしばしば見落とされてきた」と問題設定する。スノーボール法で対象を選び、構造化面接・フォーカスグループ・普及機関への聞き取りに加え、1991〜2020年の30年分の降水データを分析した。その結果、農家は過去30年の変化を高い水準で認識しており、在来の工夫と普及機関由来の対策の両方を採用していた。降水には有意な攪乱が確認された。採られていた適応策は、土壌肥沃度の回復技術、作物の多様化、作物防除、改良種子、有機肥料、作付けカレンダーの調整、節水技術、そして祈願・儀礼だった。多項ロジスティック回帰で適応策の採否を左右する要因を特定している。
気候変動食料主権・社会正義都市農村連携