自らの手で育てることの一歩
自給の小さな試み
自分の手で食べ物を育てる小さな一歩は、自給や自立、暮らしの見直しのきっかけになります。プランター一つから始められる、最も身近な実践です。
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この効果が表れている事例
イフェオルワ・アデダヨ ハイドロポニック屋上農場(ラゴス)
NGLagos (Surulere), ナイジェリア
ラゴス・スルレレの27歳起業家が、家族居宅屋上にハイドロポニック農場を構築。リサイクルプラスチックボトル・パイプ・小型ソーラーポンプで実装。食料インフレと供給不足対応。レタス・ホウレンソウ・バジルを栽培。
guardian.ng
プリンセスガーデン(ベルリン)
DEBerlin, Germany
ベルリン・クロイツベルクの空き地を市民が再生した移動式コミュニティ農園。袋やコンテナを使ったDIY栽培とコンポストで、都市の遊休地活用と市民参加の代表例となった。
prinzessinnengarten.net+2
オータ・フロム・ユア・トータ(ガーデンシティ・ファーマーズ)
INBengaluru, India
2011年に始まったベンガルールの有機テラス菜園運動で、都市住民に屋上での食料栽培を広めるために定期イベントを開催する。種・苗・堆肥・道具とノウハウを一か所で提供し、実演や相談も行う。
gardencityfarmers.org+2
RPTRAカリジョド(子どもにやさしい統合公共空間の都市農園)
IDJakarta, Indonesia
かつて歓楽街だったカリジョドを再生して整備された子どもにやさしい統合公共空間(RPTRA)。園内の都市農園で子どもが植物の育て方や環境保全を学び、住民の食料安全保障と土地活用の学習の場となっている。タマン・アングレックなど他のRPTRAでも都市農業が展開。
barat.jakarta.go.id+1
ポジール・アーバンファーム(キーウ)
UAKyiv (Podil), Ukraine
戦時下のキーウ・ポジール地区で2025年春に開いた、市の中心部で初めての本格的な市民共同菜園。1985年の建物解体以来40年近く塀の中に放置されていた空き地を、住民とボランティアが片づけて、レイズドベッド・雨水タンク・コンポスト容器・道具小屋を備えた菜園に変えた。2025年5月に正式に開園。
colville-andersen.com+1
茶山台団地 響きあうダンチ・ライフ(DIY・レモン栽培・コミュニティ農)
JPSakai, Osaka, Japan
大阪府堺市・泉北ニュータウンの公社賃貸団地「茶山台団地」で、大阪府住宅供給公社が進める団地再生プロジェクト「響きあうダンチ・ライフ」。高齢化と空き室が進む団地で、DIY工房、図書室、惣菜屋、移動野菜販売、空きスペースでのレモン栽培などを通じて住民の暮らしとコミュニティを再生する。
danchi-renovation.com+2
裏づけとなる研究
小規模な土を使わない都市野菜栽培のための、簡易な非温室型水耕システム
低コストな身近な材料とクラトキー法を用い、温室を使わずに組み立てられる簡易な水耕栽培システムを詳細な手順とともに提示した論文。専門設備や電力に依存せず、都市の限られた空間で誰でも再現・自作できる土なし野菜栽培の方法を示しており、DIY・メーカー的な手法で市民が自ら食を育てる取り組みを後押しする。
Gumisiriza M.S., Ndakidemi P.A., Mbega E.R. · 2022 · MethodsX, 9:101882
ソーシャルネットワーク分析を用いた「自分で育てる」トレンド分析:Instagramのハッシュタグに焦点を当てて
2020年6月13日から2021年4月13日までの期間にInstagram上の「#gyo」および「#growyourown」を含む6,388件の投稿を収集し、ソーシャルネットワーク分析を用いて「自分で育てる(GYO)」活動のトレンドとネットワーク構造を分析した。その結果、ユーザーは様々な単語の組み合わせを通じてGYOへの好みと関心を示し、ガーデニング関連のハッシュタグを通じて肯定的な感情と誇りを表現していた。また、都市型ガーデニングへの参加を通じて、自給自足と持続可能な生活への傾向が確認された。
Yumin Park, Yong-Wook Shin · 2021 · Journal of people, plants, and environment
東京における農地と都市の混在的土地利用によるレジリエンス
GISグリッド解析により東京の各土地利用パターンの野菜重量・主要栄養素の自給率を定量化し、農地と市街地の混在がレジリエンスに寄与することを示した。東京の果菜類自給率は現状4.27%、潜在的には11.73%と算出された。
Sioen G.B., Terada T., Sekiyama M. ほか · 2018 · Sustainability 10(2):435
レーベレヒト・ミッゲの「緑のマニフェスト」
ミッゲの1919年「緑のマニフェスト」を分析するスペイン語論文。相互に結びついた小規模な農村集団による自給・自治の都市農村(Stadtland)のユートピア構想を論じる。
de Cárdenas Maestre I. · 2009 · Cuaderno de Notas, no. 12, 119-134