研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
テーマ
批判的・否定的知見
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人種と食のジオグラフィーズ——畑・身体・市場
2013Rachel Slocum, Arun Saldanha · · Global
論文集(2013年)は、グローバル化の下での食料の生産と消費には十分に認識されてこなかった人種的次元があると論じ、「畑」「身体」「市場」という3つの社会的・物理的空間性を通じて、国際的・学際的な事例研究によりこれを検証する。同書は、家庭の食卓から奴隷貿易・帝国に至るまで、あらゆる規模で人間集団が食を通じて人種的ヒエラルキーに組み込まれていくと述べ、カリフォルニアのブラセロ労働やニュータウンでのフードジャスティス運動などの寄稿とともに、南アフリカにおける都市農業と人種を扱う章(ジェーン・バタースビー執筆)を収録している。抄録が示すのは、単一の実証研究の知見ではなく、この論文集全体の概念的な主張である。
公平性・立ち退きコミュニティ食料主権・社会正義経済シディン鉛亜鉛鉱山の陥没地における生態環境災害連鎖メカニズムと環境修復
2013Xuejun Chen · Ziran zaihai xuebao · Global
鉱山における生態環境の災害連鎖理論を導入し、地盤陥没を起点として土地・気候・水・人工生態環境の破壊にいたる二次的な生態環境破壊の災害連鎖を5種類に分類し、相互作用メカニズムを7種類・4クラスに区分して分析した論文。シディン鉛亜鉛鉱山の陥没坑280カ所を生態修復に基づき制御し、都市農業区域と経済林区域からなる景観生態機能区に再編するとともに、農地と森林8.47ヘクタールを回復させた。結果は、提案した生態環境災害連鎖メカニズムの分析が実行可能であり、鉱山地域における地盤陥没の制御設計に新たな視座を提供しうることを示した。
コミュニティ生物多様性気候変動政策低中所得国における都市農業プログラムが食料安全保障に与える影響——システマティックレビュー・プロトコル
2013Ruth Stewart, Marcel Korth, Laurenz Langer, Shannon Rafferty, Natalie Rebelo Da Silva, Carina van Rooyen · Environmental Evidence · Global
低中所得国において都市農業が食料不安・栄養状態に与える影響についての根拠を体系的に収集・評価・統合するためのシステマティックレビュー・プロトコル(研究計画)。都市の貧困層に食料と収入源を提供し都市環境を改善するとされる一方、汚水利用による食品汚染、集約的灌漑によるマラリアや水系感染症の拡大、限られた水資源への圧迫、土壌浸食や化学肥料・農薬の集約的使用による健康リスクと環境への悪影響といった潜在的な弊害も指摘されており、都市農業推進の政策的機運が高まる一方でその便益と弊害を裏づける根拠基盤は十分に整理されていないと述べている。本論文は今後の系統的検索・スクリーニング・バイアスリスク評価・統合の方法を示すプロトコルであり、この時点では結果は報告されていない。
環境負荷のトレードオフ食料主権・社会正義福祉健康政策コミュニティロンリー・ピザズ
2013Shelly Errington · Gastronomica The Journal of Food and Culture · Global
この論文の抄録は本文ではなく著者紹介のみで構成されている。著者シェリー・エリントンはカリフォルニア大学サンタクルーズ校人類学部に所属し、文化の可視的・可聴的側面を研究するかたわら、写真・映像記録・線画といった作品も制作しており、自身の家庭菜園と食べられる景観を通じてファーム・トゥ・テーブルの文化とのつながりを感じているという。本文はPDFでのみ閲覧可能で、この記事自体は購読者限定であり、抄録からは論文の具体的な内容は判読できない。
コミュニティDIY・自作都市空間における創造的農業実践を通じた持続可能性の再意味化
2013Giovanni Allegretti, Stefania Barca, Lúcia Fernandes · Portuguese National Funding Agency for Science, Research and Technology (RCAAP Project by FCT) · Global
本稿は、世界各地における小規模持続可能農業の同時代的な実践を概観し、都市・近郊農業を、近代農業がもたらした「現代農業のジレンマ」——大多数の人々、とりわけ都市住民が自然界から疎外される状況——への応答として営まれる「大衆的な技芸(ポピュラーアート/クラフト)」の一形態と位置づける。都市部での農園の増加とネオルーラル(新農村回帰)運動を中心に、関与する形態・空間・社会的アクターの多様性を概観し、アーティストやデザイナーが都市ガーデニングの取り組みにしばしば関与している点を論じたうえで、都市農業実践に関する研究の現状について批判的考察を加えている。
コミュニティ食料主権・社会正義有機資源循環学校菜園の論理:教員の動機づけに関する現象学的研究(オーストラリア)
2013Simon Jorgenson · Australian Journal of Environmental Education · Australia
オーストラリアの小学校教員3名(ローラ、メレディス、クレア)へのインタビューを通じて、学校菜園を教育実践に取り入れる教員の動機づけの内的過程を検討した現象学的研究。分析の結果、教員は自身の(しばしば理想化された)子ども時代の記憶を、今日の子どもたちに対する観察と重ね合わせることで、菜園を用いる強い動機づけを形成していることが示された。この動機づけは、菜園自体が教育・学習に関する教員の深い信念を実践し、外部からの統制に抗う機会を与えることによってさらに強化される。研究は、学校菜園が容易にノスタルジアを喚起することを示す証拠も提供し、こうしたノスタルジアを学校菜園の「文化的論理」の一部として再理論化した。
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コミュニティを育てる:ステファニー・アレクサンダー・キッチンガーデン・プログラムが小学校の社会的・学習的環境に与える影響
2012Block K., Gibbs L., Staiger P., Gold L., Johnson B., Macfarlane S., Long C., Townsend M. · Health Education & Behavior, 39(4):419-432 · Australia
豪州のステファニー・アレクサンダー・キッチンガーデン・プログラムを混合研究法で評価した研究。児童の関与・自信・新しい食材を試す意欲の向上や、体験的・統合的な学びと学校と地域のつながりの強化といった社会的・学習的効果を報告した。
食育コミュニティ健康都市コミュニティガーデン研究の成果と今後の方向性
2012Guitart D., Pickering C., Byrne J. · Urban Forestry & Urban Greening 11(4):364-373 · Global
英語圏のコミュニティガーデン研究を横断レビュー。研究主体・立地・手法、栽培作物や参加者、動機・便益・限界を整理し、今後の研究課題を提示する。
コミュニティ福祉生物多様性アイルランドにおける都市食料生産計画 1917–1923年
2012Forrest M. · Studies in the History of Gardens & Designed Landscapes · Ireland
第一次世界大戦期(1917年)から1923年にかけてアイルランドで実施された都市食料生産計画の歴史的考察。食料輸入の途絶リスクに対応するため、農業技術指導省(DATI)と地方行政委員会(LGB)が市民農園の普及を促進した経緯を記録している。土地の確保、種子の購入ローン、農具の供給、農地保有者への指導といった政策手段を分析し、アイルランドの都市農業史における画期的な取り組みを明らかにした。
コミュニティ政策食育デューイ主義的ゲリラガーデニングの擁護
2012Shane J. Ralston · The Pluralist · Global
この研究論文は、2012年にThe Pluralist誌に掲載され、ゲリラガーデニングに対するデューイ主義的な擁護を提示しています。記事の全文はPDF形式でのみ利用可能です。
コミュニティDIY・自作食料主権・社会正義子どものための空間開発:マランビンビー・コミュニティガーデンでのインターンシップ
2012Eden K Olsen · School for International Training Digital Collections (School for International Training) · Australia
本稿は、オーストラリアのバイロンシャイアにあるマランビンビー・コミュニティガーデン(MCG)でのインターンシップについて詳述しており、特にその子ども向けガーデンの開発に焦点を当てています。インターンは2012年後半の4週間にわたり152.5時間を費やし、植栽、プロジェクト計画、新しい構造物の設計などの業務を行いました。本研究はまた、コミュニティガーデンと子ども向けスペースのより広範な重要性を考察し、参加観察と3回のインタビューに基づき、環境教育とコミュニケーション実践に関する結論を導き出しています。
コミュニティ食育DIY・自作食料主権・社会正義学びへの欲求は一種の愛:屋外教育におけるガーデニング、料理、情熱
2012Karen Wistoft · Journal of Adventure Education & Outdoor Learning · Denmark
本稿は、デンマークの北シェランにあるクローゲルップ農場で行われている有機学校菜園プロジェクト「Gardens for Bellies(Haver til Maver)」の評価を提示しています。質的および量的研究に基づいた評価では、参加した生徒たちの学習意欲の向上を含む、非常に肯定的な学習効果が示されました。自然、農業、食品準備における直接体験を提供するこのプログラムは、デンマークの国家カリキュラムへのユニークな補完と見なされています。
食育コミュニティクリエイティブ産業融合の概念を適用した都市農業の場所的価値
2012Seokhwan Lee · Journal of the Korea Academia-Industrial cooperation Society · Global
本研究は、クリエイティブ産業融合の概念を適用した都市農業による場所的価値の向上を研究することで、持続可能な都市再生のための理論的基盤を提供することを目的としています。既存の都市開発手法の問題点を指摘し、場所的価値を高める上でのクリエイティブ産業融合型都市農業の強みを明らかにします。本研究は、都市再生の新しいパラダイムを提案しています。
コミュニティ経済政策シエラレオネ、フリータウンにおける都市農業のための土地利用と生計の持続可能性に関するジェンダー分析
2012Oladele Oladimeji Idowu · African Journal of Agricultural Research · Sierra Leone (Freetown)
本研究は、シエラレオネのフリータウンにおける都市農業(UA)の土地利用と生計の持続可能性に関するジェンダー分析を実施し、91人の生産者(男性30人、女性61人)にインタビューしました。生産者の大多数は女性であり、女性が管理する農場は男性が管理する農場よりも高い粗利益(23,895レオーネ)と収益を示しました(男性は15,130レオーネ)。UA収入への貢献の主要な決定要因には、世帯規模、信用へのアクセス、農民組合への加入、ジェンダー、年齢、農場規模が含まれ、世帯規模と男性生産者の数が増加するとUA収入は減少しました。
経済食料主権・社会正義コミュニティ残余住居空間をコモンズとして
2012Dan Rabinowitz · International Journal of the Commons · Israel
本稿は、コモン・プール・リソース(CPR)理論を住宅団地に拡張し、中庭やロビーなどの残余住居空間(RRS)をCPRの新しいサブセットとして定義している。イスラエルにおける3種類のRRSからの知見に基づき、本研究は、法的手段だけではそのような空間の規制には不十分であることを示唆している。効果的な規制には、RRSの一般的な枠組み、地域の感覚、そして利害関係者が自身のコミュニティに抱く期待との整合性が必要である。
コミュニティ政策ムシンバジ川流域における重金属汚染と都市農業:健康リスクと公衆の意識
2012Lori Leonard, W. J. S. Mwegoha, Charles Kihampa · International Journal of Plant Animal and Environmental Sciences · Tanzania (Dar es Salaam)
タンザニアのダルエスサラームにあるムシンバジ川の水で灌漑された野菜における重金属汚染による健康リスクと住民の意識が調査された。35人の回答者の71%以上が灌漑にムシンバジ川を使用しており、人気のある野菜から高濃度のクロム、鉛、銅が検出された。回答者の69%が工業汚染を、63%が潜在的な健康影響を認識していなかった。この研究では、成人の95.6%、6~12歳児の30.7%、2~6歳児の12.5%が鉛の発がん性影響のリスクにあり、2~6歳児の5%、6~12歳児の2.8%、成人の1.2%がカドミウムの発がん性影響のリスクにあることが判明した。
汚染・食品安全健康コミュニティガーナ、アクラにおける都市農業の持続可能な生計への貢献に関するジェンダー分析
2012Adetola I. Adeoti, Olufunke Cofie, O. I. Oladele · Journal of Sustainable Agriculture · Ghana (Accra)
ガーナのアクラで行われた調査では、野菜生産者の間で都市農業が持続可能な生計に貢献するジェンダーの側面が分析された。この研究では92人の男性生産者と8人の女性生産者を調査し、男性生産者の平均年齢は39.4歳、平均就学年数は6.4年であったのに対し、女性生産者は平均年齢49.8歳、平均就学年数7.1年であった。農場規模と信用へのアクセスが、都市農業からの収入の重要な決定要因であった。
経済福祉コミュニティ食料主権・社会正義消費者共有農園から農村市民コミュニティへの発展:都市と農村の発展のバランスをとる新しいモデルを考える
2012Wang Shu-jin · Nongye jingji yu guanli · Global
本稿は、消費者共有農園がCSA(地域支援型農業)の重要な担い手であり、先進国における都市と農村の発展のバランスをとるための有益な経験であると論じています。消費者共有農園と農村市民コミュニティを組み合わせることで、農家の収入を真に向上させ、都市と農村の調和ある発展の過程における多くの問題を解決できると示唆しています。本稿では、農村市民コミュニティの概念、関連する研究課題、および政策提言について考察しています。
CSA・提携都市農村連携経済コミュニティ都市農業における女性:政策は支援的か?タンザニア、モロゴロ市を事例に
2012BD Mntambo · Huria Journal of the Open University of Tanzania · Tanzania
タンザニアのモロゴロ市では、都市農業の政策的文脈における実践が、特に公共空間で野菜を栽培する女性の経験と態度に焦点を当てて調査された。綿密な調査の結果、女性の都市農業への参加は食料安全保障、家計収入の増加、貧困削減に貢献していることが判明した。しかし、都市農業の利点と既存の政策との間に不一致があり、これが女性の参加に悪影響を与え、政策が都市農家、特に女性を支援していないため、小規模な栽培と低収入につながっている。
制度・ガバナンスの不全政策コミュニティ経済食料主権・社会正義エコリテラシー:教育者はいかに感情的、社会的、生態学的知性を育むか
2012Daniel Goleman, Lisa Bennett, Zenobia Barlow · · Global
書籍「エコリテラシー」は、感情的、社会的、生態学的知性を統合する新しい教育モデルを提示しています。この本は、食料、水、石油、石炭に関連する生態学的問題に取り組む教育者、学生、活動家の事例を、米国およびその他の国の400以上のコミュニティから紹介しています。また、感情的・社会的に関与するエコリテラシーの5つの核となる実践と専門能力開発ガイドも提供しています。
食育コミュニティ赤道地域における都市菜園が土壌および野菜への金属移行に与える影響
2012Aubin Ondo, Pascale Prudent, C. Massiani, Menye Biyogo, Mariane Domeizel, Jacques Rabier, François Eba · Journal of the Serbian Chemical Society · Gabon (Libreville)
ガボン、リーブルビルにおける都市農業が土壌特性と葉物野菜への金属吸収に与える影響を評価した結果、農業慣行により土壌の強い酸性化と栄養素および金属濃度の低下が見られた。植物への金属移行は鉄を除いて重要であり、アマランサスは他の野菜よりも多くの金属を蓄積したが、カドミウムと鉛は植物組織で検出されなかった。アマランサスとローゼルは葉に金属を優先的に濃縮した。
汚染・食品安全有機資源循環健康コミュニティアグロエコロジー都市農業 - 健康増進と食料・栄養安全保障の戦略
2012Silvana Maria Ribeiro, Elaine de Azevedo, Maria Cecília Focesi Pelicioni, Cláudia Maria Bógus, Isabel Maria Teixeira Bicudo Pereira · Revista Brasileira em Promoção da saúde · Global
本研究は、アグロエコロジー都市農業が地域の健康増進と食料・栄養安全保障にどのように貢献するかを考察しました。報告書、フィールド活動記録、参加者の証言、プロジェクト調整者へのインタビューを用いた文献調査により、アグロエコロジー都市農業がコミュニティの主体性、住民参加、そして関係者の食料および環境意識の発展に貢献していることが示されました。
健康食料主権・社会正義コミュニティ食料正義、飢餓、そして都市
2012Nik Heynen, Hilda E. Kurtz, Amy Trauger · Geography Compass · Global
このレビュー論文は、地理学における食料、都市、不平等に関連する問題への関心の高まりを強調しています。コミュニティ食料安全保障、食料主権、都市農業といった概念が、食料、正義、都市を概念的に結びつける上で有用であることを示唆しています。本論文は、これらの概念が新たな分野横断的な方向性を定義しようとしていると述べています。
食料主権・社会正義コミュニティ経済小規模都市農業:リガにおける家庭菜園の変革
2012Sersnova Sersnova · · Latvia (Riga)
ラトビアのリガにおける小規模都市農業と家庭菜園の変革に関する研究。都市農業は、その経済的、社会的、文化的、環境的利益により、過去数十年間で世界中で認識を得ている。
コミュニティ経済気候変動アグロエコロジー都市農業 - 健康増進と食料・栄養安全保障のための戦略
2012Silvana Maria Ribeiro, Elaine de Azevedo, Maria Cecília Focesi Pelicioni, Cláudia Maria Bógus, Isabel Maria Teixeira Bicudo Pereira · DOAJ (DOAJ: Directory of Open Access Journals) · Global
このドキュメンタリー研究は、地域社会の参加を得て、健康増進と食料安全保障運動に関連するアグロエコロジー都市農業を検討した。報告書、現場活動記録、参加者の証言、プロジェクトコーディネーターへのインタビューからデータを統合した。本研究は、アグロエコロジー都市農業が地域社会の主体性、住民参加、そして社会関係者の間での食料と環境意識の向上に貢献していることを発見した。
コミュニティ食料主権・社会正義健康食育