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コミュニティガーデン運営中開始 2001

カン・マスデウ(スペイン・バルセロナ)

Barcelona, Spain · 運営: カン・マスデウ居住コミュニティ/Punt d'Interacció de Collserola(PIC)

概要

バルセロナ北部、ノウ・バリス地区に接するコリセローラ自然公園の斜面にある、菜園を伴う占拠型の共同住居・社会センター。建物はローマ時代の遺構の上に建つ17世紀のマシア(農家)で、のちに修道院、ハンセン病療養所となり1948年に閉鎖・放棄された。約53年間放置されたのち、2001年12月に各国から集まった活動家が占拠した。2002年4月には警察が11人の占拠者を強制排除しようとしたが、建物の外壁に吊るした枠やシーソー状の装置に身体を固定する非暴力の抵抗を3日間続け、支持が広がるなかで裁判官が「人権が所有権に優先する」として警察の撤退を命じた。

市民の参加

占拠した居住者たちが、隣接するノウ・バリス(Nou Barris)地区の住民に「一緒に耕さないか」と呼びかけたところ、まず地元の年配の住民たちが応じて菜園が始まった。以来、住民の耕作者と居住者が月1〜2回の持ち寄りの食事会を開いている。9月末から6月初めまでのほぼ毎日曜日には、社会センター PIC(Punt d'Interacció de Collserola)としてエコロジー・パーマカルチャー・アクティビズムのワークショップを開き、最後に共同の食事で締めくくる。

運営・収益モデル

所有者の同意なく占拠(スクワット)した建物と土地で運営される非営利の共同体で、賃料を払わない代わりに公的な補助も受けない。建物はサン・パウ病院が所有しており、民事・刑事の訴訟が続いてきたが、病院側に改修する資力がないこともあって占拠が続いている。

成果・社会的インパクト

1948年から半世紀放置されていた土地と建物を、地域の住民が耕す菜園と週末に開かれる学びの場に転じた事例。2002年の強制排除をめぐる司法判断は、都市の遊休地の占有と所有権の関係を問う象徴的な出来事として知られる。

土地・運営形態

その他暫定利用

所有者(サン・パウ病院)の同意のない占拠。契約に基づく権原はなく、法的には暫定的な占有が続いている状態。

作物

規模

菜園として使われているのは1ヘクタール弱で、斜面に沿って3段に分かれている。2006年に区画を拡張した。

メディア掲載(1)

この事例を取り上げたWeb記事・取材などです。

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