コセチャンド・ソンリサス(収穫する笑顔)— サンフアン・ボスコII地区の共同菜園(エルサルバドル・サンマルコス)
San Marcos, El Salvador · 運営: プログラム「Cosechando Sonrisas」(責任者 Ondina Ramos)と地区の住民ボランティア
概要
サンサルバドル都市圏サンマルコスのサンフアン・ボスコII地区で、ごみ捨て場になっていた空き地を住民が片づけ、共同の都市菜園に変えた事例。プログラム「Cosechando Sonrisas」が3か月の研修と資材を無償で提供し、50世帯以上が自分の区画で野菜を育てている。
市民の参加
3か月の技術研修に参加すると、種・苗・肥料・防除資材が無償で提供され、ひとりずつ区画が割り当てられる。高畝(レイズドベッド)や垂直栽培など、狭い場所で作る方法を実地で学ぶ。参加者は子どもから70代まで幅がある。
運営・収益モデル
研修・資材が無償の公的/非営利プログラム。収穫は家庭消費が中心で、余剰は地域で販売される。
成果・社会的インパクト
主催者によれば、参加世帯は食費を週あたり約25ドル節約できている。この年に200人以上が研修を修了し、うち約6割が自家消費または地域での販売のために栽培を続けているという。
土地・運営形態
作物
- ラディッシュ
- インゲン豆
- トマト
- キュウリ
- ナス
- チピリン
- トウガラシ
- ニンジン
- ギスキル(ハヤトウリ)
- ローゼル(ハイビスカス)
規模
不法投棄場になっていた空き地を住民が清掃して菜園化した。参加は50世帯以上、区画は参加者ごとに割り当てられる。
メディア掲載(1)
関連する事例
高雄市南区・銀髪族(シニア)市民農園「緑食力」
TWKaohsiung, Taiwan
高齢化に対応し、高雄市社会局が新草衙の集落に設けた南区銀髪族市民農園。長者が有機農法で野菜を育て、自然と触れ合いながら心身を整え社会的交流を深める福祉型の都市農園。
socbu.kcg.gov.tw+2
さかのうえん(長崎市中新町)
JPNagasaki, Nagasaki, Japan
長崎市中新町の斜面市街地で、市民団体「長崎都市・景観研究所/null」が空き地を貸し農園化するプロジェクト。2020年の中新町ベース開園以降、年1カ所ペースで拡大し2025年時点で5拠点。自治会管理地・民有地に加え、九州初となる市民団体への有休国有地管理委託(ザ・ビュー)も実現。高齢化で増える空き地の管理負担を減らしつつ、若い世代や福祉・教育との接点をつくる。
nagasaki-null.design+6
スポルタ・ピルス・ダールジ(スポーツ宮殿の菜園・リガ)
LVRiga, Latvia
ソ連時代のスポーツ宮殿(アイスアリーナ)が取り壊されたまま放置されていた民有の空き地を、2020年に住民が「暫定利用」の菜園に変えた市民発意のプロジェクト。2021年春に一般公開され、150区画の栽培ボックスに加えて野草の草地や、ピクニックのできる休憩ゾーンを備える。文化・教育イベントの会場としても使われ、夏には年4,000人を超える来訪者がある。
commonities.org+2
コムクロップ
SGSingapore, Singapore
2011年に設立されたシンガポール初の商用屋上農園。オーチャード通りのモール屋上で野菜とハーブを育てつつ、週末は地域コミュニティ農園として機能する。
sfa.gov.sg+1