ダッカ・フードシステム都市菜園プログラム(FAO)
Dhaka, Bangladesh · 運営: UN FAO (Dhaka Food System project) with local NGO Proshika and partners; funded by the Government of the Netherlands
概要
FAOのダッカ・フードシステム事業(2019〜2023年)は、首都の貧困地区に暮らす主に女性440人に、屋上や小区画で野菜・果物を育てる研修と資材を提供した。地元NGOプロシカが種・苗・道具・肥料を供給し、参加者は栽培と栄養の研修を受けた。アグリテックではなく市民・地域主導の都市菜園プログラム。
市民の参加
都市部の低所得世帯(ほとんどが女性)が研修コホートに参加し、種・苗・道具・肥料の提供を受けて自宅の屋上や小区画の菜園を育てる。地域住民の連合が需要調査に関わる。
運営・収益モデル
オランダ政府がFAOを通じて資金提供する開発プログラム。研修と資材は参加者に無償で提供され、余剰農産物は世帯が販売して追加収入を得られる。営利目的ではない。
成果・社会的インパクト
数百の貧困世帯が新鮮で栄養価の高い食料を得られるようになり、栄養・収入・精神的な健康・地域のつながりの改善が報告された。FAOやCGIARの報告にも記録されている。
作物
- leafy greens
- gourds
- vegetables
- fruit saplings
規模
440 community members (almost all women) trained and resourced; rooftop and surface household gardens across the capital, plus ~20 rooftop demonstration plots
出典(2)
関連する事例
サントロポル・ルーラン 屋上菜園(モントリオール)
CAMontreal, Canada
1995年に若者と高齢者をつなぐ目的で設立されたモントリオールの非営利団体で、屋上菜園・堆肥・自転車による食事宅配を結びつける。自前の食料を育てる唯一のカナダのミールズ・オン・ホイールズとされる。
santropolroulant.org+1
アバリミ・ベゼカヤ(ケープタウン)
ZACape Town, South Africa
1982年設立、ケープタウンのタウンシップで小規模な市民農業を支援するNPO。「家の農民」を意味する名のとおり、貧困地域の住民が有機菜園で野菜を育てられるよう研修と資材を提供し、食料保障と生計を支える。
abalimibezekhaya.org.za+4
せせらぎ農園(まちの生ごみ活かし隊)
JPHino, Japan
「生ごみは宝だ」という市民が集まって始まった、東京都日野市のコミュニティガーデン。約200世帯の生ごみを回収・堆肥化し、無農薬で野菜や花を育てる食の循環型農園で、新保奈穂美の2021年・2024年の論文で運営とガバナンスの事例として詳細に分析されている。
acsess.onlinelibrary.wiley.com+3
オルタス・カリオカス(リオデジャネイロ)
BRRio de Janeiro, Brazil
2006年に始まったリオデジャネイロ市の都市農業プログラム。学校や空地にアグロエコロジー菜園を設け、堆肥化・苗づくり・食育を通じてファヴェーラなど脆弱地域の食料安全保障を支える。
carioca.rio+1