研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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参加型社会の追求:参加型エージェントの役割
2016Beatriz Pineda Revilla, A.J.J. van der Valk · Urban Agriculture Magazine · Netherlands
この記事は、オランダのアムステルダム東部における参加型エージェント(市民と地方政府の利益をコミュニティガーデンで橋渡しすることを主な任務とする公務員)の役割を考察している。この研究は、オランダの都市における市民主導のイニシアチブに焦点を当てている。
コミュニティ政策気候変動都市農業と食料システムダイナミクス:ドイツ、ボン=ライン=ジーク地域の都市ガーデニングと都市農業
2016Darya Hirsch, Christian H. Meyer, Johannes Klement, Martin Hamer, Wiltrud Terlau, Hirsch, Darya, Meyer, Christian, Klement, Johannes, Hamer, Martin, Terlau, Wiltrud · Publication Server of Bonn-Rhein-Sieg University of Applied Sciences (Bonn-Rhein-Sieg University of Applied Sciences) · Germany
この論文は、ドイツのボン=ライン=ジーク地域における都市農業イニシアチブに関する実証的なケーススタディを提示しています。都市農業は、都市開発に貢献し、都市の生活の質の柱となる可能性を秘めたニッチな運動であると述べています。
コミュニティ食料主権・社会正義経済健康都市農業:「画一的なアプローチ」が機能しない理由
2016Charlotte Prové, Joost Dessein, Michiel De Krom · Ghent University Academic Bibliography (Ghent University) · Belgium; Poland
ベルギーとポーランドの都市農業を評価した研究は、現在のガバナンスアプローチが地域状況の重要性を反映していないと主張している。著者らは、都市固有の要因を考慮することが都市農業がその潜在能力を最大限に発揮するために不可欠であると発見した。彼らは、食料生産以外の利益も考慮に入れた、より広範な政策立案戦略を推奨している。
制度・ガバナンスの不全政策経済食料主権・社会正義コミュニティ気候変動歴史的景観か都市の商品か?イスタンブール、イェディクレ都市菜園の事例
2016Elifnaz Durusoy · MEGARON / Yıldız Technical University Faculty of Architecture E-Journal · Turkey (Istanbul)
イスタンブールのイェディクレ都市菜園は、都市開発の成長により、文化保全と社会的包摂が経済発展によって課題に直面している事例として研究されました。この研究は、物理的、自然的、経済的、社会的な変化の文脈における破壊と開発の両方を強調しています。都市の成長期に都市菜園を維持することの困難さが示されています。
制度・ガバナンスの不全コミュニティ政策経済都市菜園における環境的圧力と現状:第6章. ヨーロッパの都市菜園
2016Andrew Hursthouse, T. E. Leitão, Annette Voigt, Avigail Heller, Béatrice Bechet, Paulo Brito da Luz · HAL (Le Centre pour la Communication Scientifique Directe) · Europe
本章は、都市菜園における土壌、水、生物圏の化学的、物理的、生物学的状態に影響を与える要因の概要を提示する。都市の菜園の土壌、水、生物圏は、都市中心部または郊外という立地のため汚染の影響を受けており、交通インフラや工業地帯が土壌と水質に影響を与えていることが広く特定されていると指摘している。これらの管理されていない環境における土壌から植物への汚染物質(主に金属)の長期的なリスクに関する懸念は広く公表されている。
汚染・食品安全コミュニティ健康生物多様性有機資源循環成長する都市
2016Richard Almenius · · United Kingdom
英国ロンドンを対象にした都市計画修士論文(2016年)。ロンドンは食料の80%を域外から輸入しており、その多くが海外からの長距離輸送(フードマイル)を伴い、持続可能性への懸念や道路貨物輸送による大気汚染・渋滞を招いているとする。本論文はロンドン南東部グリニッジ半島(ミレニアム・ドーム近郊、テムズ川沿い、地下鉄アクセスあり)のブラウンフィールド地を対象に、屋上・中庭での都市農業と旧工業建屋を転用した大規模食料生産を組み合わせ、住宅需要への対応を超えてロンドンの持続可能な生活様式のパイロット事業とする再開発案を提示している。
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ヴロツワフの歴史的市民農園——保護の必要性
2016Wanda Kononowicz, Katarzyna Gryniewicz-Balińska · Civil And Environmental Engineering Reports · Poland
ポーランド、ヴロツワフにおける市民農園の歴史を19世紀半ば以降の社会経済状況の変化とともにたどった論考。当初は貧困層や工場労働者向けの賃貸菜園として始まり、20世紀初頭には学校菜園やシュレーバー博士の健康教育プログラムに基づく共用広場を伴うシュレーバー式菜園が設けられ、1914〜18年には「戦時」野菜菜園が広く栽培された。1920年代には市民農園が都市計画に恒久的な緑地要素として体系的に組み込まれ、1930年代の経済危機下では庭付き小屋を伴う市民農園が失業者やホームレスの居住用に転用された。ヴロツワフの市民農園は歴史的・社会的・レクリエーション的・経済的・構成的価値を持つ文化遺産だが、西欧で市民農園の理念が復興している一方、ポーランドでは都市景観からそれらを排除する傾向がみられるとしている。
コミュニティ政策都市の市民農園——フィンランド・タンペレ、ピスパラ市民農園の場所形成
2016Susan Noori, Mary Benson, B J Gawryszewska, Michael Hardman, Kadri Kasemets, Maria Partalidou, Tarmo Pikner, Krista Willman · · Europe
市民農園(アロットメントガーデン)を「生きられた場所」として捉え、社会関係・経験・意味・場所性がガーデンの中でどう生成・可視化されるかを検討する社会学的な論考。市民農園は人々が場所の生産に創造的に関わる機会を提供し、この積極的な関与を通じて場所形成という社会的過程が生じると論じ、フィンランド・タンペレのピスパラ市民農園を、社会的に極めて意味深い場所として経験される都市の自然エリアの一例として取り上げ、都市の住みやすさと場所形成を人々の田舎や自然との関わりから捉える視点、および各区画を個人が借りる共有空間内での境界の透過性・可変性、コミュニティ感覚の発展について論じている。
コミュニティ政策伝統的トルコ都市における持続可能性への示唆
2016Özge Yalçıner Ercoşkun · · Turkey
トルコ都市における近年の急速な都市変容が地域固有の価値をないがしろにし損なってきたことを踏まえ、生態文化的論理の枠組みのもとで持続可能な計画・デザインの原則から伝統的トルコ都市を異なる生物地域ごとに検証した論文。土地利用、アクセシビリティ、オープン・グリーンスペース、生産、水管理、社会的結束、伝統建築を主要なテーマとし、コンパクトな都市形態、混合土地利用、歩行者優先の街路パターン、気候配慮型デザイン、雨水管理、オープン・グリーンスペースシステム、都市農業を持続可能な都市計画・デザインの原則として挙げている。
政策コミュニティ気候変動コモンズからアーバン・アグリカルチャーへ——女性の経済としての小規模農業と菜園
2016Elisabeth Meyer-Renschhausen · L' Homme · Europe
「アーバンガーデニング」という語をめぐる近年の流行に対し、生存経済における意義を強調するため「アーバン・アグリカルチャー(Agrarkultur)」という語を選ぶべきだと論じるエッセイ。コミュニティガーデニングを、これまで見過ごされてきた家事労働を公共の場に取り戻す、女性主導の社会運動として位置づける。1806〜1813年のシュタイン・ハルデンベルク改革が農民のコモンズ利用権を抑圧し、寡婦たちが自給の手段を失って都市に流入したこと、19世紀末のマックス・ヴェーバーによる農業労働者の妻たちの自律的な自給経済の記述、1919年の帝国市民農園法が困窮者への割当地権を定めたこと、第二次世界大戦中に女性が自宅の庭・割当地・戦勝菜園から新鮮な野菜供給を担わされたことなど、女性と生存経済の歴史を辿る。現代では、アーバンガーデニングが声を持たない移民・難民の定住を助ける役割を果たしているとも述べる。
コミュニティ福祉経済起業家は死んだ——ガーデナー的なるものよ、永遠なれ? 脱成長社会における指導理念と経済構想
2016Silke Ötsch · DOAJ (DOAJ: Directory of Open Access Journals) · Europe
シュンペーターが提示した「起業家」という理想型に対し否定的に位置づけられてきた「静的快楽主義」的な経済のあり方が、脱成長運動や都市ガーデニングに関する言説の中でむしろ肯定的に読み替えられつつあるとの見立てのもと、脱成長を志向するトランジション運動の関係者への問題中心的な質的インタビューを通じて、彼らの暮らしと経済に関する構想を検討した論考。ガーデナー(Gärtner/Gärtnerin)という人物像が、起業家に代わる新たな指導理念となりうるかを問うている。
コミュニティ経済DIY・自作食料主権・社会正義政治経済的な都市再編
2016Efrat Eizenberg, Simone Tappert, Nicola Thomas, Andis Zīlāns, Kristine Abolina, Theodosia Anthopoulou, Jevgenijs Duboks · · Europe
ヨーロッパ都市における市民農園(アロットメントガーデン)が直面する変化と課題を、都市政治経済学の視点から検討した書籍の一章で、資本主義とガバナンスのマクロな枠組みの中でこれらの新しい都市の配置を読み解いている。企業家的都市(entrepreneurial city)という経済・政治・空間の枠組みを通じて過去から現在に至る都市変容の過程を描き、都市再編が市民農園の構造・運営・意味に及ぼす影響を論じ、企業家的都市における政治的・空間的な再編が都市内部の社会的・経済的不平等の先鋭化を伴ってきたと述べている。
公平性・立ち退き政策コミュニティ経済都市農業——トリノの農場「ラ・グランジャ」
2016Alice Pozzati · PORTO Publications Open Repository TOrino (Politecnico di Torino) · Italy
イタリア・トリノ市の農業史における事例研究。同市はかつて工業都市として知られるが、農業生産の歴史も有しており、その象徴として今は現存しない農場「ラ・グランジャ」を取り上げる。建設から6世紀以上を経た跡地は、「幸福な脱成長運動(Movimento per la Decrescita Felice)」の活動により、トリノ市からジャルディーノ・モルビッロの一部の管理権を得て、共同都市菜園プロジェクトとして農業的過去を取り戻した。歴史的・建築的遺産として認識・保存されにくい実態を指摘したうえでの事例分析である。
コミュニティ都市農村連携都市における自然と子どもたち
2016Irma Stopka, Heike Molitor · 0028-0615 · Europe
抄録は文の途中で途切れているが、社会の変化にともない都市の自由空間(オープンスペース)に対する要求も変化してきたと述べる。アーバンガーデニングなど新しい自由空間の形態は、空間への参加と占有を求める欲求の表れであるとされる。抄録の記述はここで途切れており、それ以上の内容は示されていない。
コミュニティ食育SRUCの庭園デザイン専攻の学生、ガーデニング・スコットランドに向けコミュニティ精神の醸成を学ぶ
2016Duncan Stephen · · United Kingdom
英国スコットランド農科大学(SRUC)で庭園デザインを学ぶ学生が、エディンバラ北部のコミュニティガーデンを訪問した活動報告。緑地空間が人々の健康と幸福にどのように良い影響を与えうるかについて理解を深めることを目的とした視察であった。
コミュニティ健康シビック・エコロジーを耕す――リスボンの都市菜園における文化的価値と参加型デザイン
2016Krista Harper, Ana Isabel Afonso · Anthropology in Action · Europe
ポルトガル・リスボン市の都市菜園者団体を対象に、非公式・違法状態にあった菜園スペースを「都市農業公園」へ転換する試みについて、フォトボイス手法を用いて調査した研究である。多様な社会経済的・民族的背景を持つ菜園者の連合が、参加型デザインプロセスを通じて土地を取り戻し共有空間を創出する過程で、住民が都市空間の利用をどう概念化し、菜園活動を通じて市民アイデンティティを構築し空き地への権利を求める政治的主張を行っているかを、初期調査結果として提示している。
コミュニティDIY・自作経済危機とカナリア諸島における農業活動への回帰
2016Carlos Santiago Martín Fernández, Víctor O. Martín Martín · Boletín de la Asociación de Geógrafos Españoles · Spain
スペイン・カナリア諸島において、経済危機による建設業やサービス業関連部門での雇用喪失が、第一次産業への労働者の回帰・参入を促したことを論じている。この回帰は主に公的な管理制度の枠外で行われ、多くのカナリア諸島の家計を支える非正規な慣行となっており、行政はこうした状況を是正するために土地バンクや都市菜園(huertos urbanos)といった施策を講じてきたが、これらは家計の困窮に対する部分的な解決策にしかなっていないとしている。
コミュニティ経済マラガ市における都市菜園
2016Javier Pérez-Lara, Antonio J. Matas, Miguel Angel Quesada-Felice · LA Referencia (Red Federada de Repositorios Institucionales de Publicaciones Científicas) · Spain
スペイン・アンダルシア州で過去10年間に広がった都市園芸の動きの中で、マラガ市における都市菜園の現状を特徴づけ、その強みと弱みを記述した研究である。マラガ市では特に直近5年間、不動産バブル崩壊に伴う都市用地利用の機会と、未利用市有地の管理維持ニーズおよび経済的資源(PROTEJA計画)による制度的支援、さらに15M運動に連なる市民団体の圧力(「カミニート菜園」など)が重なり菜園が広がり、その結果、より制度主導型のものと自主管理色の強い共同体主導型のものという多様な菜園類型・管理形態が生まれ、マラガ都市菜園ネットワーク(RHUMA)の設立につながったとしている。
コミュニティ政策都市農業(フランス語版Wikipedia)
2016· Wikipédia (français) · France
フランス語版Wikipediaの「都市農業(agriculture urbaine)」記事。パリ市が2016年に開始した「Parisculteurs」事業を紹介し、壁面・地下・屋上・平地など緑化可能な空間を洗い出し、都市農業プロジェクトの設置を促す毎年の公募(appels à projets)を実施していると説明している。ただし具体的な予算額や採択件数など詳細な統計は記事に記載がない。
政策都市農村連携コミュニティパリの都市農業アジェンダ:パリキュルトゥール
2016Resilient Cities Network · Resilient Cities Network · France
レジリエント・シティーズ・ネットワークによる記事。パリ市が2016年に開始した都市農業支援プログラム「パリキュルトゥール」を紹介する。「100ヘクタール憲章」に82の関係組織が参加し、これまでに50件以上のプロジェクトが実現、同数が開発中。目的として食料供給の短距離化、コミュニティ結束、健全な食生活、食料安全保障、生態系サービスの提供を挙げる。
政策コミュニティ食料流通・フードマイル経済身の丈に合わせる——小規模チャリティのためのインパクト測定
2016Katie Boswell, Anne Kazimirski · New Philanthropy Capital (NPC) · United Kingdom
英国のシンクタンクNPCが2016年1月に出したブリーフィング。2015年7月9日に開いた小規模チャリティ向けセミナーの内容をまとめたもので、評価専任の職員や予算を持つ大規模団体と違い、小規模団体では測定の責任が職員間で分担されたり事務局長の長い作業リストの一項目になったりする現実を出発点にする。よい測定は限られた資源を効果のある活動に集中させ、資金獲得にも役立つが、団体の規模に見合った範囲に測定努力を収めることが重要だと論じ、「変化の理論(theory of change)」の作成を第一段階とする4本柱のアプローチを提示する。
経済政策コミュニティ都市集合庭園における市民の農業体験:モンペリエの事例
2015Scheromm P. · Développement durable et territoires · France (Montpellier)
モンペリエの都市集合庭園(jardins collectifs)の参加者40名への半構造化インタビューを通じて、都市住民の農業体験と動機を探求した研究。市民が農業行為を通じて都市空間における農的アイデンティティをいかに構築するかを分析した。農業への親近感や食の自給を求める動機が参加の主要因として浮かび上がった。
コミュニティ食育固定種・在来種先駆的利用と都市の土地収奪のはざまの都市農業:ベルリン『プリンツェッシンネンガルテン』の事例
2015Clausen M. · Cities and the Environment (CATE) · Germany (Berlin)
ベルリン・クロイツベルクの遊休地でボランティアが運営する『プリンツェッシンネンガルテン』を事例に、多機能な準公共空間としての価値と、土地の私有化に対する市民の運動を分析した研究。
コミュニティ政策ベルリンにおけるゼロエーカー農業:潜在的便益と課題に関するステークホルダー総合的視点
2015· Sustainability · Germany (Berlin)
ベルリンで建物一体型のゼロエーカー農業(屋上農園・屋上温室等)の便益と課題を、複数ステークホルダーの視点を統合して分析した研究。屋上温室が最有望モデルとされた。
経済政策コミュニティ都市の建物内・建物上での農業生産(ZFarming)の認知と受容:ベルリンの質的研究
2015· Agriculture and Human Values · Germany (Berlin)
建物内・屋上での農業生産(ZFarming)に対する市民の認知と受容を、ベルリンでの質的調査から明らかにした研究。
コミュニティ政策健康