カシューガーデンズ コミュニティ温室(トリニダード・トバゴ、クーヴァ)
Couva, Trinidad and Tobago · 運営: Cashew Gardens Village Council / Cashew Gardens Community Development Club
概要
トリニダード島クーヴァ=タバキテ=タルパロ市域のカシューガーデンズ地区で、住民組織が運営する共同温室。水耕で短期作物を育て、雨水を貯めて灌漑にまわし、農業残渣と家庭の生ごみを堆肥にして養分を循環させる。地域のリサイクル活動から発展した住民主導の取り組みで、外部の資金・技術支援を受けつつ日々の作業は住民自身が担う。
市民の参加
栽培と手入れはカシューガーデンズの住民が担う。村議会は「わたしたちがやることには必ず子どもたちを入れる」として、子どもも作業に参加させている。
運営・収益モデル
温室の建設費は UNDP の地球環境ファシリティ小規模無償プログラム(GEF SGP)、デジセル財団、リパブリック銀行が拠出した。ハビタット・フォー・ヒューマニティ・トリニダード・トバゴが村議会との調整役を務め、西インド諸島大学と水資源庁の「Adopt a River」プログラムが技術面を支えている。レタスやパクチョイなど短期作物を換金作物として育てる。
成果・社会的インパクト
小島嶼国トリニダード・トバゴで、住民組織が自前で野菜を生産し販売する回路をつくった。同じ住民組織が2016年から続けるリサイクル事業では、2021年までに回収量が90%増え、5トン超のプラスチック・缶・ガラス・紙パックを埋立から回収している。
作物
- レタス
- パクチョイ
規模
223 m² — 約2,400平方フィート(およそ223平方メートル)の温室。共有地に建てられている。
出典(2)
関連する事例
セレス コミュニティ環境公園
AUMelbourne, Australia
1982年設立、メルボルン近郊の元埋立地を再生した10エーカーの環境公園・都市農場。環境教育と都市農業、社会的企業を組み合わせた持続可能性の拠点。
ceres.org.au+1
パリの共同菜園「マン・ヴェルト」
FRParis, France
パリ市が2003年に始めた「マン・ヴェルト(緑の手)」憲章に基づく共同菜園の仕組み。市民団体が空き地などを借りて運営し、一般開放・イベント・堆肥づくり・有機栽培を約束することで、都市に社会的つながりと緑を広げる。
paris.fr+1
アバリミ・ベゼカヤ(ケープタウン)
ZACape Town, South Africa
1982年設立、ケープタウンのタウンシップで小規模な市民農業を支援するNPO。「家の農民」を意味する名のとおり、貧困地域の住民が有機菜園で野菜を育てられるよう研修と資材を提供し、食料保障と生計を支える。
abalimibezekhaya.org.za+4
Pパッチ(シアトル市民農園)
USSeattle, United States
1970年代に始まったシアトル市の公営コミュニティ菜園制度「Pパッチ」。市内各地で市民が有機的に野菜を育て、各園の「Giving Garden」で育てた作物をフードバンクに寄付する仕組みが根づいている。
seattle.gov+3