東コルカタ湿地のコミュニティ農業・養魚
Kolkata, India · 運営: Wetland community (peri-urban farmers & fishers)
概要
世界最大級の下水利用湿地(ラムサール条約登録地)で、コルカタの市縁コミュニティが集団的な慣行で食料を生産し下水を浄化する。約12,500ヘクタールに広がり、食料生産・下水処理・排水の三機能を担う。
市民の参加
周縁都市部の農民・漁民のコミュニティが、都市の下水を養魚池(ベリ)や野菜畑・水田に引き込み、共同の管理慣行で食料を生産しながら下水を浄化する。住民は世代を超えた伝統的知識を持ち寄り、湿地を維持する。
運営・収益モデル
コミュニティの生計を基盤とする自律的な資源循環モデル。養魚・野菜・米の販売で生計を立て、下水を栄養源として活用する。市民団体や行政の保全関与も加わる。
成果・社会的インパクト
市の魚と野菜の約4分の1を供給し、約118,000人の生計を支える。安価な食料を都市に届けつつ、廃水を資源として循環させる回復力ある生態文化のモデルとされる。
土地・運営形態
湿地のベリ・畑は地元コミュニティが慣習的・賃借的に利用する複合的な権利形態。ラムサール条約登録地として保全対象でもある。
作物
- fish
- vegetables
- paddy
規模
Ramsar site spanning ~12,500 hectares; world's largest wastewater-fed aquaculture system supporting livelihoods of about 118,000 people.
出典(3)
関連する事例
カイパティキ・コミュニティ堆肥ハブ(オークランド)
NZAuckland, New Zealand
オークランドのカイパティキ地区で、近隣住民のボカシ生ごみを受け入れて堆肥化し、ティーチングガーデンに還す地域コンポストハブ。Compost Collectiveを通じて無料講座を提供し、市の2040年ゼロウェイストを目指す。
kaipatiki.nz+2
淡河バンブープロジェクト(神戸市北区淡河町)
JPKobe (北区), Japan
神戸市北区淡河町を拠点に2019年から放置竹林の整備と竹資源の利活用を進める地域団体。竹林は放置すると田畑の侵食や景観悪化、害獣のすみか化につながるため、継続的な伐採で明るい里山へ戻すことを目的とする。「美味しく楽しく」をモットーに、竹やタケノコを廃棄せず国産メンマ(竹菜)づくり、竹細工の制作・技術継承、竹チップを活かした肥料づくりにアップサイクルしている。竹チップコンポストは、こうべコンポストプロジェクトの講習会でも使われている。
compost.smartkobe-portal.com+1
ウエルト・デル・レイ・モロ(セビリア)
ESSeville, Spain
セビリア歴史地区に残る約5,000m2の空き地を2004年に住民が占有して共同利用を始めたパーマカルチャー菜園。資材のリサイクルと自主管理を基盤に、市街地の貴重な緑地・環境教育の場として続いている。
una.city+1
BK ROT 自転車コンポスト(ブルックリン)
USBrooklyn, New York, United States
ブルックリン・バッシュウィック発、自転車のみで生ごみを回収し堆肥化する化石燃料フリーの地域コンポスト事業。環境正義とジェントリフィケーションに抗いながら、若者に良質な雇用と地域の緑をつくる。
bkrot.org+2