オルガノポニコ(ハバナの都市有機農園)
Havana, Cuba · 運営: 地域協同組合・住民(政府の支援制度あり)
概要
ソ連崩壊後の食料・燃料危機の中、1990年代初頭にハバナ市民が空き地や駐車場跡で始めた都市有機農園「オルガノポニコ」。草の根から広がり、政府の支援も得て市の生鮮野菜供給を支えるまでに発展した。
市民の参加
住民が空き地や建物の隙間に低い擁壁で囲った菜園を作り、協同組合として有機的に野菜を栽培・販売する。
運営・収益モデル
国有地の無償貸与など政府の支援を受けつつ、組合員が運営する協同組合型。生産物は地域の市場で販売される。
成果・社会的インパクト
化学肥料に頼らない有機栽培で都市の食料供給を担い、コミュニティの組織化と住民のエンパワメントの象徴的事例となった。
作物
- vegetables
- herbs
規模
空き地・駐車場跡・道路の隙間などを活用。2009年時点でハバナだけで都市農業に約3.5万haが使われたとされる。
出典(2)
関連する事例
ハバナのオルガノポニコス(キューバ)
CUHavana, Cuba
1991年に始まったハバナの「人気庭園」(huertos populares)運動。個人とコミュニティグループが国有地を利用して栽培。1989年のソビエト連邦崩壊による石油不足と経済危機で食料システムが崩壊した時、ハバナ市民の自己組織化した食糧確保の手段として発展。政府は堆肥施設、獣医クリニック、補助金付き農業資材で支援。約300のコミュニティ・オルガノポニコスがハバナの約8%の土地(35,000エーカー)を使用し、市民全体に1日280gの野菜・果実を供給。
unesco.org+2
プリンセスガーデン(ベルリン)
DEBerlin, Germany
ベルリン・クロイツベルクの空き地を市民が再生した移動式コミュニティ農園。袋やコンテナを使ったDIY栽培とコンポストで、都市の遊休地活用と市民参加の代表例となった。
prinzessinnengarten.net
ウエルト・デル・レイ・モロ(セビリア)
ESSeville, Spain
セビリア歴史地区に残る約5,000m2の空き地を2004年に住民が占有して共同利用を始めたパーマカルチャー菜園。資材のリサイクルと自主管理を基盤に、市街地の貴重な緑地・環境教育の場として続いている。
una.city+1
原宿はらっぱファーム
JPTokyo, Japan
東京・神宮前の国有地1,500㎡を、市民の手で1年弱の期間限定で有機循環型コミュニティ菜園にするプロジェクト(2025年4月開園)。再開発までの暫定利用の代表例。
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