研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
2087 件(35 / 84)
垂直都市農業を通じたクンバン地域の農地劣化に対する建築的対応
2023Fatin Nurlia Sari Dewi, James Rilatupa · Jurnal Sains Teknologi Urban Perancangan Arsitektur (Stupa) · Indonesia (Jakarta)
本研究は、インドネシアの西ジャカルタにあるクンバン地区における農地劣化の問題を記述的に調査している。都市開発に伴う農地の転用が、地域の食料安全保障とアイデンティティの喪失につながる可能性が指摘されている。研究は、建築工学技術を適用した垂直都市農業が、土地危機の中で食料安全保障を維持するための農業産業発展の一つの方法であると結論付けている。
都市農村連携政策食料主権・社会正義デンパサール市スバックにおける農業ビジネスの持続可能な発展における制度的要因の役割
2023Putu Riska Wulandari, Ida Ayu Nyoman Saskara, I Gusti Wayan Murjana Yasa, A.A.I.N. Marhaeni · Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research) · Indonesia (Denpasar)
本研究は、文献レビュー法を用いて、バリ島デンパサール市におけるスバック農業の持続可能性に関する制度的側面を調査した。その結果、制度的要因がスバックの存続と都市環境におけるスバック農業の育成に不可欠であることが示された。社会関係資本がデンパサール市の都市農業の持続可能性に最も貢献する要因であり、トリ・ヒタ・カラナと連携して高いコミュニティ参加を促進していると特定された。
政策コミュニティ経済食料主権・社会正義都市農業活動におけるサントリのガーデニング支援
2023Inanpi Hidayati Sumiasih · Jurdimas (Jurnal Pengabdian Kepada Masyarakat) Royal · Indonesia (Jakarta)
インドネシアの東ジャカルタ、ジャティネガラバル住宅地で、2022年3月から12月にかけて、アルジャバルコミュニティの住民とサントリを対象に都市農業プログラムが実施されました。このプログラムは、狭い庭での野菜栽培、緑地の利用、堆肥やPOCの作成トレーニングを含みました。評価によると、当初10%だった参加者の理解度は100%に向上し、活動は「非常に有益」と評価され、理論と実践を組み合わせた指導方法が非常に適切であると認識されました。
コミュニティ食育DIY・自作有機資源循環ボホール州リラ地区におけるグラヤン・サ・パララン・プログラムの実施、利点、および課題
2023Imelda Cahiles, Ricardo Bullecer · ACADEME University of Bohol Graduate School and Professional Studies · Asia
フィリピンのボホール州リラ地区の学校におけるグラヤン・サ・パララン・プログラム(GPP)の実施状況を評価した研究では、プログラム全体の実施が不十分であることが明らかになった。学校レベルでの役割と責任、および学校菜園の設置と維持は中程度の実施であったが、能力開発、プログラム監視、持続可能性メカニズム、およびプログラム評価は実施が不十分であった。回答者はプログラムを中程度に有益であると認識し、実施関連の問題はそれほど深刻ではないと報告した。
制度・ガバナンスの不全食育食料主権・社会正義コミュニティ政策マゲラン市における都市農業活動計画に対する地域社会の潜在能力分析 事例研究:マゲラン北区
2023Sri Purwanti · Jurnal Jendela Inovasi Daerah · Indonesia (Magelang)
本研究は、インドネシアのマゲラン市マゲラン北区における都市農業活動計画に対する地域社会の潜在能力と適性を評価するため、定量的手法を用いた。現地調査の結果、地域社会は庭での植物栽培や廃棄物管理への参加を通じて、経済的で利用しやすい植物栽培を支援する能力と適性があることが示された。
都市農村連携コミュニティ食料主権・社会正義経済幼児期における「楽しい学び」を通じた都市農業教育(小学校段階)
2023Eka Pranajaya, Dwinanto Priyo Susetyo, Neneng Yanti Andriani · Journal of Community Service and Society Empowerment · Indonesia
インドネシアの小学校を対象に、幼児期の子どもに向けた「楽しい学び」形式の都市農業教育プログラムを実施した地域貢献活動の報告。観察・啓発活動、水耕栽培の実践、図書室の再活性化、成果評価という手順で実施され、農業への理解を高めることで将来的に農業分野への関心を育てる可能性があるとされたほか、図書室活動が児童の読書意欲の向上にも役立つとされた。
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断続灌漑に基づく無土壌栽培メディアにおけるイネの生育反応
2023Tirto Wahyu Widodo, Damanhuri Damanhuri, Ilham Muhklisin, Sonia Budiarti, Dian Agustina · Jurnal Ilmu Pertanian Indonesia · Indonesia
土地を持たない都市農法としての無土壌でのイネ栽培を目的とし、断続的な湛水・乾燥灌漑(alternate wetting-drying)に基づく無土壌栽培メディアに対するイネの生育反応を検証した実験。インドネシア・ジェンバル県スンベルジュルック村のスクリーンハウスで2022年1月から5月にかけて実施され、無土壌栽培メディア(もみ殻:水、総量25リットル)を0:1、1:4、1:6、1:8の4段階、品種をInpari 46とIR 64の2段階とする2要因完全無作為配置法(3反復)を用いた。結果、もみ殻:水=1:6とInpari 46品種の組み合わせは、有効分げつ数(1株あたり25.17本)および1株あたり籾重(34.07g)に有意な効果を示した。もみ殻:水=1:6は、総籾数(124.21粒)と充実籾数(83.52粒)については1:4との間に有意差はみられなかった。品種別ではInpari 46が総籾数(133.07粒)、充実籾数(84.88粒)、千粒重(22.43g)のいずれにおいても最も高い値を示した。適切な比率のもみ殻:水を栽培メディアとして用いることは、酸素供給が可能であることから、土地を用いないイネ栽培に理想的な培地であるとされた。
有機資源循環デジタル農業インド南部ベンガルールにおける窒素施肥・灌漑体制の違いによる土壌呼吸
2023Suman Kumar Sourav, C. T. Subbarayappa, D. C. Hanumanthappa, Mudalagiriyappa, Prem José Vazhacharickal, Andrea Mock, Mariko Ingold, Andreas Buerkert · Nutrient Cycling in Agroecosystems · India
本研究はインド南部ベンガルールのニチゾル土壌において、3段階の鉱物態窒素施肥量と灌漑の有無という異なる強度条件が、雨季(カリフ)と乾季(ラビ)の代表的作物における二酸化炭素排出に与える影響を調べた。2017年から2021年にかけて、天水条件と灌漑条件下で2つの二要因分割区法実験を実施し、対象作物はトウモロコシ、シコクビエ、ヤブツルアズキ、および野菜のキャベツ、ナス、トマトまたはトウガラシとした。二酸化炭素排出量はLGR製マルチガス分析計により午前7時から11時30分、および午後12時30分から18時まで測定し、メタン・アンモニア・一酸化二窒素は無視できる水準であった。灌漑・季節・作物・窒素施肥水準にかかわらず、午後の排出速度は午前より2~128%高かった。灌漑区での日変化幅は1時間・1ヘクタール当たり0.04~1.61kg CO2-C、天水区では0.20~1.78kgであった。天水区では高窒素区の排出量が低窒素区より56.4%多かったのに対し、灌漑区ではその差は12.1%にとどまった。線形混合モデル分析では窒素施肥が二酸化炭素排出を増加させ、その効果は天水作物で最も大きかった。土壌水分は天水作物では排出を高めたが、灌漑下では排出を減少させた。5cm深の地温はいずれの圃場でも排出を高めた。
コミュニティ有機資源循環気候変動都市農業を基盤とする農民グループにおける社会関係資本の形成——中部ジャカルタ・チュンパカプティティムール村RW03の事例
2023Kamelia Sambas, Robert Markus Zaka Lawang · Journal of Social Science (JoSS) · Indonesia
インドネシア・中部ジャカルタ、チュンパカプティティムール村RW03の都市農業を基盤とする農民グループを対象に、社会関係資本の形成過程を扱った研究(2023年)。観察と、有意抽出法で選んだ25名への詳細な聞き取りによる質的記述的手法を用いた。結果、結束型社会関係資本は共通の目標と情緒的な近さを核とする農民グループ内の関係として、橋渡し型社会関係資本は農民グループとRW03コミュニティ・非会員・来訪者・支援対象グループ・消費者との関係として、連結型社会関係資本は地方政府・環境部門・KPKP部門・企業・区・村・RW・RTとの関係としてそれぞれ描かれた。信頼から生まれるネットワークが必要な資源の交換を強め、義務・期待・規範が結束型資本を支え、肯定的な制裁(報酬)が連結型資本を支え、農民グループ構成員の意欲やコミットメントを高めているとする。
コミュニティ福祉ネオハダ:太陽光・圧電技術と屋上農業に基づく都市建築の適応型提案——洪水・食料危機に強靭な都市の実現に向けて
2023Ananda Rizqullah, Bilqis Tsurayya, Paul Aldo Purba, Helki Ginting, Alya Putri Natandini, Dicky Andrea Sembiring · International Journal of Architecture and Urbanism · Indonesia
インドネシアにおける都市洪水を主な対象に、ソーラー・ピエゾ発電技術と屋上農業を統合した適応型建築デザイン概念「NeoHada」を提案する論文。気候対応建築・エネルギー生成建築・生産的建築の3原則に基づく設計で、雨水集水システムにより建物屋上を洪水防止・代替水源として活用し、太陽光パネルと圧電技術を組み合わせて独立した電力を生成し、屋上農業により都市の食料自給を目指す。持続可能な開発目標(飢餓ゼロ、安全な水・衛生、クリーンエネルギー、持続可能な都市、気候変動対策)との関連が示されている。
政策気候変動食料主権・社会正義グリーンオープンスペース向上のための教育メディアとしての公園プロトタイプ——ワヤン・シドワルノ観光村
2023Rhisa Aidilla Suprapto, Seftina Kuswardini · Diklus Jurnal Pendidikan Luar Sekolah · Indonesia
インドネシア・ワヤン・シドワルノ観光村での地域貢献活動は、観察法とフォーカス・グループ・ディスカッション(FGD)を用いて、都市農業の教育メディアとして設計された庭園のプロトタイプを開発し、地域住民の相互扶助(ゴトンロヨン)によって共同で建設した。このプロトタイプは、生産物の販売や直接消費による経済的価値と、緑のオープンスペースとしての価値の両方を持つ活動として都市農業を紹介することを目的としており、同村が2020年に観光村に指定されて以来続くアミコム大学建築学科との連携の継続でもある。
コミュニティ食育カンプン・メルゴソノにおける廃棄物銀行ギャラリーと都市農業を通じたPKK主婦の経済エンパワーメント
2023Muhammad Fawwaz, Muhammad Fikri Akbar, Madziatul Churiyah, Sholikhan · PRIMA PORTAL RISET DAN INOVASI PENGABDIAN MASYARAKAT · Indonesia
都市部の廃棄物管理課題への対応として、カンプン・メルゴソノでPKK(家族福祉運動)の女性たちを主体に「廃棄物銀行ギャラリー」を設立した地域活動の報告。廃棄物問題、管理方法、廃棄物銀行ギャラリー事業、処理手順、役割分担、スケジュール、関係者、廃棄物適正管理の効用に関する啓発を行い、有価廃棄物のリサイクル実践と、有機廃棄物を都市農業向け肥料として活用する方法を指導した。結果として廃棄物銀行ギャラリー事業の周知が効果的に進み、地域の廃棄物管理改善に貢献したとしている。
コミュニティ有機資源循環政策西ハルマヘラ県バンコ村における住民経済エンパワーメントのためのレモンチュイ栄養繁殖技術の普及
2023Natal Basuki, Sartika Syafi, Haris Mahmud · Jurnal Pengabdian Teratai · Indonesia
西ハルマヘラ県バンコ村の住民が、同地域に存在するレモンチュイ(ライムの一種)などの農業資源を十分に繁殖・活用できていないという課題に対応した、インドネシアの地域経済エンパワーメント活動の報告。解決策として、栄養繁殖(接ぎ木)技術と都市農業に関する研修を実施し、社会化・FGD、支援・伴走、地域経済事業のエンパワーメント、実施状況のモニタリング・評価という手順で進めた。成果として、地域住民の経済事業の生産性向上(失業・貧困削減策として)と、農業ポテンシャルの開発と連動した地域経済事業の展開が達成され、経済事業の生産性・住民所得の向上、パートナーによる事業運営・マーケティング技術の習得を主要業績指標として掲げている。
コミュニティ食育漫画教材による都市農業学習——スマラン市小学4〜6年生を対象とした分析
2023Dhea Ivana Hidayat · TUTURRUPA · Indonesia
インドネシア・スマラン市のマルスディリニ・コル・イエス小学校において、緑地を持ちながらも都市農業への理解が不十分だった4〜6年生を対象に、都市農業に関する研究から生まれた漫画教材「Komik Kota Kita」が学習に有効かを検証した研究。観察・面談・質問紙の手法で児童の理解度を調べたほか、教員や保護者への聞き取りにより環境配慮行動の変化を確認した。結果、大半の児童は年齢層に合った絵柄のため漫画の内容を理解でき、環境への関心も高まった。
コミュニティ食育老朽化した近隣地域における都市ガーデニングが住民の生活の質と社会関係資本に与える影響——安山市古棧1洞の集合住宅地を対象に
2023Ji-eun Park, Jong-Sang Sung, Yong-Hoon Son · Journal of the Korean Institute of Landscape Architecture · South Korea
韓国・京畿道安山市古棧(コジャン)1洞の老朽化した連棟住宅団地を対象に、ガーデニングが住民の生活満足度とコミュニティに与える影響を定量的に検証した研究。現地調査で庭の実態を把握した後、ガーデニングの有無と生活満足度・コミュニティ意識との関係についてアンケート調査を行い、t検定とANOVAで分析した。その結果、ガーデニングを行っている住民は行っていない住民よりも「近隣交流」「住民参加」に積極的であった。また住民が自発的に作った庭のほうが、行政が整備した庭よりも「生活満足度」が高く、団地内でガーデニングを行う住民は団地外でガーデニングを行う住民よりも生活満足度が高かった。
コミュニティ福祉健康都市の持続可能な農業解決策としてのスマート雨水利用灌漑統合型屋上温室の概念
2023Dinda Nur Haliza · Jurnal Teknologi Pangan dan Ilmu Pertanian · Indonesia (Jakarta)
インドネシア・ジャカルタにおける農地転用が食料安全保障を脅かしうるとの問題意識から、屋上温室に雨水利用を統合した自動灌漑システムの概念モデルを、農地転用・農業灌漑システム・雨水利用・温室に関する学術誌12本と教科書3冊の文献調査に基づいて構築した研究。地下貯留槽に集めた雨水を自動灌漑システムを通じて建物屋上の温室内の農地に供給できるとする概念モデルを示したが、著者らは植物の種類ごとの土壌水分に関する具体的検討やモデルの直接的な実証実験がなお必要だとしている。
近郊農業気候変動政策西スマトラ州パダン市コト・タンガ郡バイトゥルロシッド中学校におけるマイクログリーン栽培法を用いた都市農業技術の導入
2023Roza Yunita, Jamsari Jamsari, Winda Purnama Sari, Meisilva Erona, Lily Syukriani, Firsta Ninda Rosadi, Jeanne Venora, Hasbi Al Huda · Jurnal Hilirisasi IPTEKS · Indonesia
インドネシア・パダン市コト・タンガ郡のバイトゥルロシッド中学校とその周辺地域を対象に、容器内でのマイクログリーン栽培技術の紹介・実践を行った地域貢献活動の報告。方法として、普及啓発、指導、容器内でのマイクログリーン植え付けのデモンストレーション、栽培技術に関する討論を実施した。結論として、生徒の農業に関する理解が深まり、生徒は教えられた手順に従ってマイクログリーンを栽培できるようになったとしている。
食育コミュニティ雨季における葉菜類生産の栽培実践——インドネシア、アンボン
2023Reginawanti Hindersah, A. Marthin Kalay, Rion Suaib Salman, Wilhelmina Paays, Saon Banerjee · Current Research in Agricultural Sciences · Indonesia
インドネシア、アンボン市アンボン湾沿岸地域の都市農業における葉菜類(キャベツ、空心菜、ホウレンソウ)栽培について、11年間の気象データ検証と農家への聞き取りに基づく質的記述的手法で、雨季の過剰な水分がもたらす病害と減収への農家の適応を調べた研究。年間降水量は2010〜2013年と2017〜2020年が3,950〜5,264mm、2014〜2016年が2,017〜2,995mmと変動しており、農家はビニール製の雨よけ設置、株間を20cmから10cmへの短縮、作付け暦の変更によって対応していた。
コミュニティ有機資源循環サンパンガン地区における持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた都市農業の実践(インドネシア・スマラン)
2023Siti Asiah, Eva Banowati, Erni Suharini · International Journal of Research and Review · Indonesia
インドネシア・スマラン市サンパンガン地区で実施された、都市農業を通じた持続可能な開発目標(SDGs)の実践を検証した研究。同市の「Ayo Nandur(さあ耕そう)」プログラムのもと、プスピタサリ女性農業グループとミナ・ガーデン・スピリット農業グループを対象に、有意抽出法を用い、観察・インタビュー・文書調査・質問票により調査した結果、都市農業は環境に配慮した宅地利用の原則のもとで家庭の栄養充足、所得増加、地域参加を通じた福祉向上に寄与し、グループを強く自立した組織へと強化する役割を果たしていることが示された。
コミュニティ食料主権・社会正義福祉インドネシアにおける都市農業は食料主権をどれほど支えているか
2023Arini Putri Hanifa, Eka Triana Yuniarsih, Retna Qomariah, Nurmalinda, Yopi Saleh, Yati Haryati, Indarti Puji Lestari, Susi Lesmayati · IntechOpen eBooks · Indonesia
インドネシアの都市農業運動を5つの主題——庭利用と食料供給政策の動向、社会における都市農業の重要性、都市農業への地域の認識と関与、パンデミックが家計の食料安全保障とサプライチェーンに与えた影響、参加型都市農業を持続させるための政府戦略——から論じた書籍章。都市農業は食用作物・野菜・果物・ハーブ・薬用/観賞用植物の栽培に魚類・家禽の飼育を組み合わせた実践として、自宅・職場・学校・共同の庭などで行われるとインドネシアの文脈で定義される。都市農業の持続可能性は依然として政府の支援・介入と、企業の社会的責任を通じた民間の関与を必要とし、生産者と市場関係者を結ぶビジネスパートナーシップ網を整備するための政策・物理両面のインフラ支援が政府に求められるとしている。
食料主権・社会正義コミュニティ政策福祉食育都市部のヒートアイランド緩和における都市農業(アーバンファーミング)の有効性
2023Christian Nindyaputra Octarino · ATRIUM - Jurnal Arsitektur · Indonesia
インドネシア・ジョグジャカルタのトンペヤン地区を対象に、住宅地に組み込まれた都市農業・緑化が微気候の質の維持にどれだけ効果を持つかを、現地測定とENVI-METによるシミュレーションで検証した研究。結果は、屋外空間における植生が地表面温度・気温に有意な影響を与えることを示した。ENVI-METシミュレーションでは、植生のあるエリアで温熱快適性指標の上昇が見られたが、理想値にはまだ達していなかった。
コミュニティ気候変動政策エコプリント制作を通じた小学校における環境配慮姿勢の強化
2023Arief Setyo Nugroho, Bambang Sumardjoko, Anatri Desstya, Minsih Minsih, Choiriyah · International Journal of Elementary Education · Indonesia
インドネシアの小学校を対象に、エコプリント制作を通じた環境配慮の姿勢の強化を検証した質的記述研究。学校菜園の植物が十分に手入れされず、食品・飲料包装ごみが放置されているという実態を背景に、インタビューと観察による質的データを収集し、データの収集・削減・提示・結論導出という対話的分析手法とトライアンギュレーションによる妥当性検証を行った。その結果、エコプリント制作を通じた環境配慮姿勢の強化の実施成功率は88.32%であり、葉模様の絵画や布製品の生産を通じて児童の起業家精神を呼び起こすという副次的効果もみられたと報告している。
食育コミュニティ福祉マカッサル・ブルクブンによる都市農業概念の紹介における環境コミュニケーション戦略とモデル
2023Febrianto Syam, Zulfiani Zulfiani, Sadhriany Pertiwi Saleh · Al-MUNZIR · Indonesia (Makassar)
インドネシア・マカッサル市の都市農業コミュニティ「マカッサル・ブルクブン」が、都市農業の概念を紹介するために展開する環境コミュニケーション戦略とモデルを、質的分析によって検証した研究。インタビューと文献調査によりデータを収集し、環境コミュニケーション学と都市農業の概念的枠組みを用いて記述的に分析した。その結果、同コミュニティは社会化・キャンペーン・教育・訓練という4種類のコミュニケーション戦略を、コミュニティのビジョン・ミッション実現のために展開しており、用いられているコミュニケーションモデルはデイビッド・K・バーロー(1960年)とシュラム(1954年)のモデルに基づく機械論的・相互作用的コミュニケーションモデルであると報告している。
コミュニティ食育政策バンドン・テクノポリスにおけるアパートメント設計——熱帯気候下の持続可能な建築
2023Taufik Zarkasya Sastrawinata, Ilhamdaniah, Agara Dama Gaputra · Prosiding Temu Ilmiah · Indonesia
インドネシア・西ジャワ州バンドン・テクノポリス(サマレコン・バンドン住宅地内)を敷地とする、UPI建築学科の卒業設計プロジェクトによるアパートメント設計案の報告。敷地は熱帯気候に位置し、敷地分析の結果、東から西にかけて午前9時から午後5時まで受ける日射の大部分が不利益な日射であることが判明した。設計では持続可能なランドスケープの採用、サンシェーディングの導入、クロスベンチレーション、太陽光発電パネルによる再生可能エネルギー利用、雨水利用システムによる代替水源、都市農業の導入により、環境面を主軸とする持続可能な建築を目指している。
政策気候変動コミュニティ気候変動レジリエンスにおける公共庭園の重要性
2023Devisri S.S. Senthilkumar, Moumita Malakar · Climate Change and Environmental Sustainability · India
「公共庭園」——多様な植物コレクションを有し、公共の楽しみ・知識教育・生物多様性保全の拠点となる緑地——について、非農業型のインドの地方都市における近年の建成環境介入事例をもとに、都市ガーデニングが社会経済システムの気候変動レジリエンスを高める選択肢となりうるかを検討したレビュー論文。気候情報とガバナンス制度、技術的知識を含め、公共の認識と理解には不足があると指摘し、都市ガーデニングによる緑インフラの法制化を進める気候変動プログラムに関する知見をまとめている。
気候変動コミュニティ生物多様性政策