キングストン インナーシティ学校・地域菜園(UNEP CityAdapt、ジャマイカ)
Kingston, Jamaica · 運営: 国連環境計画(UNEP)CityAdapt/ジャマイカ4-Hクラブ/各校・Abilities Foundation
概要
カリブ海の首都キングストンで、インナーシティの学校と地域施設に雨水貯留と点滴灌漑を備えた菜園を整備した事業。かつて安定していた雨が気候変動で不安定になり、雨水を貯めて少しずつ配る仕組みなしには市内で作物が育てにくくなったことへの対応である。学校4校とAbilities Foundation、グリニッジタウン地区に1,400万ジャマイカドル超(約9万米ドル)を投じ、雨水タンク、水耕温室、コンテナ菜園、浄水設備を設けた。CityAdapt は2018年の開始以来、ジャマイカ・エルサルバドル・メキシコで13万人以上に裨益したとされる。
市民の参加
ティボリ・ガーデンズ高校、セント・アンドリュー工科高校、キングストン工科高校、キャンパーダウン高校の生徒と、知的・身体障害のある人の職業訓練施設 Abilities Foundation の訓練生が、コンテナ菜園と温室で実際に栽培する。グリニッジタウンでは住民向けに養蜂と起業の研修が50人に行われ、250群のミツバチが地域に配られた。
運営・収益モデル
地球環境ファシリティ(GEF)が資金を出しUNEPが率いる気候適応事業 CityAdapt の一環。ジャマイカ4-Hクラブが現場の実施を担い、雨水貯留タンク、気候制御型の水耕温室、コンテナ菜園、飲用可能な浄水設備を各拠点に整備した。Abilities Foundation は菜園の売上を障害のある生徒の職業訓練費に充てている。
成果・社会的インパクト
「土地がない都市でどう育てるか」ではなく「雨が来ない都市でどう育て続けるか」に答えた事例。コンテナ栽培(鉢・箱・樽など地面以外の容器で育てる方式)と貯水・点滴灌漑を組み合わせることで、舗装された学校敷地でも栽培を続けられるようにした。菜園を障害者の職業訓練の資金源にしている点、養蜂とミツバチの配布を地域の収入源として組み込んだ点も特徴。農業省の食育キャンペーン『FACE of Food』とも接続されている。
土地・運営形態
学校敷地・施設用地を、国際機関の助成で整備して使用している。
作物
- 果物
- 野菜
- コンテナ栽培の葉菜
規模
キングストン市内の学校4校+Abilities Foundation、およびグリニッジタウン地区。投資額は1,400万ジャマイカドル超(約9万米ドル)
メディア掲載(1)
この事例を取り上げたWeb記事・取材などです。
出典(1)
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