FAO「壁面菜園によるシリア難民と受入コミュニティの栄養改善」事業(レバノン)
Akkar / Tripoli / Bekaa, Lebanon · 運営: 国連食糧農業機関(FAO)レバノン(事業コード OSRO/LEB/503/CHA)
概要
レバノン政府がシリア難民に土地の耕作を認めていないという制約のもとで、FAOが2015年9月15日から2016年6月15日まで実施した壁面菜園(garden walls)の事業。土地を持たない脆弱世帯にマイクロガーデンを配備し、多様で質の高い食料へのアクセスを高めることを目的とした。アッカール、トリポリ、ベカーの3地域で、レバノン人76人・避難シリア人94人の計170人が直接受益者となった。
市民の参加
アッカール、トリポリ、ベカーに暮らす貧困・脆弱世帯が対象で、直接受益者は170人(レバノン人76人、避難シリア人94人)。土地を持たない世帯が壁面を使って自分たちで野菜を育てられるようにする設計。
運営・収益モデル
国連人道問題調整事務所(OCHA)の国別プール基金から148,698米ドルの拠出を受けた人道支援事業。売上で回る事業ではなく、期間と予算が最初から区切られた緊急支援の枠組みで実施された。
成果・社会的インパクト
土地を耕せない制度的制約を、壁面を使う方式で回避した設計が特徴で、同種の難民向け菜園事業の参照先になっている。一方で事業は9か月の期限つき人道支援として設計されており、2016年6月15日の終了をもって最終報告書が出され活動期間を終えている。受益者170人という規模は、当時のレバノンの避難民の人数に対して限定的で、土地の耕作を認めないという政策そのものは変わっていない。終了後の壁面菜園の存続状況は公表資料からは確認できなかった。
土地・運営形態
レバノン政府は難民が土地を耕すことを認めていないため、農地を借りるのではなく、居住する建物の壁面を使う方式が選ばれた。
作物
- vegetables
規模
直接受益者170人(脆弱なレバノン人76人、避難シリア人94人)。壁面を使ったマイクロガーデンを配備する方式で、面積は公表資料から確認できなかった。
出典(2)
本データは下記の公開情報・公式サイト・研究をもとに整理しています。
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