ジュバル・ラフメル・コミュニティガーデン(チュニス)
Tunis, Tunisia · 運営: OSAE (Observatory of Food Sovereignty and the Environment) with Hivos, under the AfriFOODlinks program
概要
チュニスの低所得密集地区で、住民が放置地を共同菜園として再生し、新鮮な野菜と収入、そして食料主権への一歩を得ている事例。北アフリカの都市における住民参加型アグロエコロジーの新しいモデルとして注目される。
市民の参加
チュニス有数の人口密集地区ジュバル・ラフメル(「赤い山」)で、放置されていた都市空間を生産的な菜園へと変える取り組み。約30人の住民—多くは失業中の人々や女性—が菜園を運営し、国立遺伝子バンクの支援を受けてアグロエコロジー(環境持続型農業)の技術研修を受けながら耕作を担う。
運営・収益モデル
EU資金によるアフリカ・欧州の都市食料システム連携プログラム「AfriFOODlinks」の一環として、Hivosが調整しチュニジアのNGO・OSAEが実施。収穫物は参加住民の食卓を支え、販売を通じた金銭的な便益ももたらす、食料主権を志向した非営利事業。
成果・社会的インパクト
機会の乏しい地区の失業者や女性に新鮮な食料と収入源、技能研修をもたらし、地区の環境改善とコミュニティの結束を促している。2025年初めに最初の収穫を迎え、チュニスの都市食料システム改革の実例となった。
作物
- vegetables
- leafy greens
- herbs
規模
Community vegetable garden on reclaimed neglected urban land in Jbal Lahmer, one of Tunis's most densely populated neighbourhoods; run by about 30 residents
出典(1)
本データは下記の公開情報・公式サイト・研究をもとに整理しています。
関連する事例
アバリミ・ベゼカヤ(ケープタウン)
ZACape Town, South Africa
1982年設立、ケープタウンのタウンシップで小規模な市民農業を支援するNPO。「家の農民」を意味する名のとおり、貧困地域の住民が有機菜園で野菜を育てられるよう研修と資材を提供し、食料保障と生計を支える。
abalimibezekhaya.org.za+4
せせらぎ農園(まちの生ごみ活かし隊)
JPHino, Japan
「生ごみは宝だ」という市民が集まって始まった、東京都日野市のコミュニティガーデン。約200世帯の生ごみを回収・堆肥化し、無農薬で野菜や花を育てる食の循環型農園で、新保奈穂美の2021年・2024年の論文で運営とガバナンスの事例として詳細に分析されている。
acsess.onlinelibrary.wiley.com+3
AGRUPAR キト参加型都市農業プログラム
ECQuito, Ecuador
2002年からキト市が経済振興公社CONQUITOを通じて運営する参加型都市農業プログラム。アグロエコロジーに基づく自給的食料生産を推進し、社会・気候・ジェンダーの公正を目指す。
conquito.org.ec+1
ベロオリゾンテ 都市農業・コミュニティ菜園
BRBelo Horizonte, Brazil
ベロオリゾンテ市の食料安全保障政策に根ざした都市農業の取組。30年以上の歴史を持ち、2017年に創設されたコミュニティ菜園プログラムを中心に、苗の配布や研修で住民の生産を支える。
prefeitura.pbh.gov.br+1