レゾー・コカーニュ(フランス 就労支援型有機菜園ネットワーク)
Besançon, France · 運営: レゾー・コカーニュ(1901年法に基づく届出社団)と加盟する各地のアソシアシオン
概要
1991年にブザンソン近郊シャルズールでジャン=ギィ・アンケルが開いた最初の菜園を起点に、失業や生活困窮の状態にある人を雇用して有機野菜を育てる「就労支援型菜園(jardins d'insertion)」がフランス各地に広がり、1999年7月13日に全国ネットワークとして正式に設立された。生産した野菜は会員向けの週替わりバスケットとして届けられ、働き手は農作業と並行して社会職業的な支援を受ける。都市住民の食の受け皿と、労働市場から排除された人の受け皿を同じ仕組みで担おうとする点に特徴がある。
市民の参加
失業や生活の不安定さを抱える人が就労支援契約(contrat d'insertion)で雇用され、有機野菜を生産しながら個別の社会職業的な伴走支援を受ける。消費者側は会員として週1回の野菜バスケット(panier)を定期購入する形で参加し、2009年時点の消費会員は約15,000人。
運営・収益モデル
野菜バスケットの定期購入による売上と、就労支援事業(insertion par l'activité économique)としての公的助成を組み合わせる。2009年には連帯ケータリングのネットワーク「Planète Sésame」を統合した。
成果・社会的インパクト
就労支援と有機農業と地産の野菜供給を一体に運営する仕組みを全国規模まで広げ、2009年には100菜園・就労支援契約3,000名、2012年には130菜園・就労支援契約4,320名(常勤職員815名、550ヘクタール超)に達した。一方で2018年時点の加盟農場は102で、2012年の130から減っており、規模は一貫して拡大しているわけではない。就労支援を終えた人がその後どれだけ安定した職に就けたかという定着率は、参照した資料では公表されておらず、公的助成に依存する事業構造の持続性とあわせて、外部からは検証できない点が残る。
土地・運営形態
作物
- organic vegetables
規模
2012年時点で130の菜園、就労支援契約の被雇用者4,320名と常勤職員815名、栽培面積550ヘクタール超。2018年時点では加盟農場102。
メディア掲載(1)
この事例を取り上げたWeb記事・取材などです。
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