アーバンファームDB
← 事例一覧へ
コミュニティガーデン運営中開始 2014

セリャガルズル(Seljagarður)— レイキャビク・セリャ地区の住民運営アーバンファーム

Reykjavík (Seljahverfi, Jaðarsel), Iceland · 運営: セリャガルズル(Seljagarður、セリャ地区・ブレイズホルト地区の住民とボランティアによる非営利団体)

概要

レイキャビク市セリャ地区ヤザルセルにある住民運営のアーバンファーム。2014年に地区の住民とボランティアが、市が運営していた学校菜園の跡地を引き継いで設立した。屋外の貸し区画(20㎡以上)に加えて温室内の区画も長期で借りられる、市内で唯一の場所とされる。有機・持続可能・健康をうたい、栽培だけでなく地域のつながりづくりを目的に、定期的な催し・学習日・夏の終わりの収穫マーケットを開いている。

市民の参加

屋外の区画と温室内の区画をそれぞれ長期で借りられる。温室区画は数に限りがあり、申込制。区画を借りた住民(「セリャガルズル住民」)は共同の焚き火場・バーベキュー設備を使え、定期的な催しや学習日に参加する。夏の終わりには利用者が自分の収穫物を売る屋外マーケットが毎年開かれる。教会の支援団体(Hjálparstarf kirkjunnar)を通じた庇護申請者向けの栽培グループも受け入れてきた。

運営・収益モデル

住民ボランティアが設立・運営する非営利団体で、区画の年間利用料(料金表を公開)で運営する。レイキャビク市の学校菜園事業が終了した跡地を引き継いでおり、市の菜園制度(grenndargarðar)の中でも独立団体が運営する数少ない例。

成果・社会的インパクト

亜寒帯で露地栽培の期間が短いレイキャビクで、温室区画を市民に貸すことで栽培できる作物と期間を広げた。市の菜園(約600区画)は申込が定員を大きく上回り待機が生じているなか、行政が手放した用地を住民団体が引き受けて存続させた事例でもある。庇護申請者向けの栽培グループを受け入れるなど、新住民の居場所づくりにも使われてきた。

土地・運営形態

管理委託・受託運営

市の学校菜園跡地を住民団体が引き継いで運営。市の菜園制度の枠内で独立団体が運用する形。

作物

  • 野菜
  • ハーブ
  • 温室栽培の果菜

規模

屋外区画は1区画20㎡以上。加えて温室内の区画を長期貸出(席数に限りあり)

メディア掲載(1)

出典(2)

関連する事例

コミュニティガーデン
2008

シティ・ブロッサムズ(こども主導の地域庭園・ワシントンDC)

USWashington, DC, United States

ワシントンDC出身の二人が2008年に設立した非営利団体で、安全な緑地が乏しい黒人・ラテン系・移民が多い地域で、未利用地を「こども主導の庭」に変える事例。2〜19歳が栽培や調理、青少年協同組合での産品販売を通じて食育とコミュニティづくりを学ぶ。DCと全国で100以上のプロジェクトを展開してきた。

食育コミュニティ福祉+1

cityblossoms.org+1

コミュニティガーデン
2021

杉並区農福連携農園 すぎのこ農園

JPSuginami, Tokyo, Japan

2021年4月に杉並区井草に全面開園した東京23区初の区立農福連携専用農園。約3,200㎡のバリアフリー農園で、障害者・高齢者に農業に親しむ場を提供し、生きがい創出・就労・食育につなげる。

福祉高齢者食育+2

city.suginami.tokyo.jp+1

コミュニティガーデン

スペンス地区協会 コミュニティ菜園(ウィニペグ)

CAWinnipeg, Canada

ウィニペグ西部のインナーシティを拠点とする非営利の地区協会で、設立以来9つのコミュニティ菜園と1つのコミュニティ温室を整備してきた。多文化・低所得地区の食料安全保障に取り組む。

コミュニティ食育福祉+1

spenceneighbourhood.org+1

コミュニティガーデン
2010

ジョイ・オブ・アーバンファーミング(ケソン市都市農業プログラム)

PHQuezon City, Philippines

当時のジョイ・ベルモンテ副市長が飢餓緩和を目的に2010年に開始。垂直栽培やコンテナ栽培など限られた都市空間に合う手法を普及し、化学肥料を使わない有機的な栽培を推進。2025年時点で市内に1,400超の都市農園が広がったとされる。

食育コミュニティ福祉+2

quezoncity.gov.ph+2

セリャガルズル(Seljagarður)— レイキャビク・セリャ地区の住民運営アーバンファーム — アーバンファームDB