ジョイ・オブ・アーバンファーミング(ケソン市都市農業プログラム)
Quezon City, Philippines · 運営: Quezon City Government (City Agriculture)
概要
当時のジョイ・ベルモンテ副市長が飢餓緩和を目的に2010年に開始。垂直栽培やコンテナ栽培など限られた都市空間に合う手法を普及し、化学肥料を使わない有機的な栽培を推進。2025年時点で市内に1,400超の都市農園が広がったとされる。
市民の参加
ケソン市が2010年に始めた市民参加型の都市農業プログラム。バランガイ(行政区)・学校・教会・コミュニティに菜園を設け、住民に種・苗・道具のスターターキットと研修を提供して栽培・管理に参加してもらう。
運営・収益モデル
市の公的プログラム。農業省(DA)・環境天然資源省(DENR)・教育省(DepEd)やNGO・企業と連携し、種苗・資材・技術支援を無償提供。収穫物は自家消費・生計向上に充てる。
成果・社会的インパクト
栄養改善・貧困緩和・環境保全を掲げ、多数の住民が生計と食料を得るモデルに。フィリピンの自治体主導型都市農業の代表事例として参照される。
土地・運営形態
市が公有地やバランガイ・学校の敷地を活用し、住民・団体に運営を委ねる。
作物
- vegetables
- herbs
規模
Barangay, school, community and parish gardens across the city; over 1,400 urban farms reported by 2025
出典(3)
関連する事例
アーバン・グリーン・コミューンズ(メトロマニラ市民菜園ネットワーク)
PHMetro Manila, Philippines
メトロマニラを「一つの大きなコミュニティ菜園」に変えることを構想する都市農家のネットワーク。団地・行政区・学校・インフォーマル居住区・コンドミニアムなど20以上の菜園で構成され、住民の知識向上と食の自給を後押しする。
mb.com.ph+1
アバリミ・ベゼカヤ(ケープタウン)
ZACape Town, South Africa
1982年設立、ケープタウンのタウンシップで小規模な市民農業を支援するNPO。「家の農民」を意味する名のとおり、貧困地域の住民が有機菜園で野菜を育てられるよう研修と資材を提供し、食料保障と生計を支える。
abalimibezekhaya.org.za+4
せせらぎ農園(まちの生ごみ活かし隊)
JPHino, Japan
「生ごみは宝だ」という市民が集まって始まった、東京都日野市のコミュニティガーデン。約200世帯の生ごみを回収・堆肥化し、無農薬で野菜や花を育てる食の循環型農園で、新保奈穂美の2021年・2024年の論文で運営とガバナンスの事例として詳細に分析されている。
acsess.onlinelibrary.wiley.com+3
AGRUPAR キト参加型都市農業プログラム
ECQuito, Ecuador
2002年からキト市が経済振興公社CONQUITOを通じて運営する参加型都市農業プログラム。アグロエコロジーに基づく自給的食料生産を推進し、社会・気候・ジェンダーの公正を目指す。
conquito.org.ec+1